ソフトバンクエアーを契約しようと考える時、Airターミナルを「レンタル」するか?「購入」するか?という選択肢に悩まされるものです。
それはなぜか。
レンタルと購入で比較した場合、解約するタイミングによって負担金総額が大きく異なるからです。
レンタルにすれば毎月のランニングコストが大きくなりますし、購入にすると毎月の料金は安いですが、Airターミナルの購入金額が重たいです。
普通に考えれば、短期ならレンタル、長期なら購入がお勧め、ということになるでしょうが、その分岐点はどこにあるのでしょうか?
本記事では、ソフトバンクエアーをレンタル契約した場合と購入した場合に、どちらがお得なのか? どのタイミングならレンタルなのか、購入なのか、について徹底検証します。
目次
Airターミナル本体をレンタルした場合と購入した場合の毎月の料金をおさらい
ソフトバンクエアーを契約する場合、Airターミナルをレンタルするか・購入するかによって毎月の基本料金が異なります。
また、基本料金以外にも、契約事務手数料・解約金・または割賦金の残債などが、解約時のタイミングによって発生します。
比較する前に、まずはじめにソフトバンクエアー利用時に必要となる基本料金や諸経費をおさらいしておきましょう。
Airターミナルをレンタル契約した場合の基本料金
SoftBank Airのみ | SoftBank Air +おうち割光セット |
|
基本料金 | 4,880円 | 4,880円 |
レンタル料金月額 | 490円 | 490円 |
合計 | 5,370円 | 5,370円 |
Airターミナルを分割購入した場合の基本料金
SoftBank Airのみ | SoftBank Air +おうち割光セット |
|
基本料金 | 4,880円 | 4,880円 |
SoftBank Airスタート割 (12ヶ月) |
ー1,080円 | ー580円 |
分割金(税抜) | 1,500円 | 1,500円 |
月月割(税抜) (分割金を事実上相殺) |
ー1,500円 | ー1,500円 |
合計 | 3,800円 (13か月目以降4,880円) |
4,300円 (13か月目以降4,880円) |
Airターミナルを一括購入した場合の基本料金
SoftBank Airのみ | SoftBank Air +おうち割光セット |
|
基本料金 | 4,880円 | 4,880円 |
SoftBank Airスタート割 (12ヶ月) |
ー1,080円 | ー580円 |
月月割(税抜) (分割金を事実上相殺) |
ー1,500円 | ー1,500円 |
合計 | 2,300円 (13か月目以降3,380円) (月月割終了以降4,880円) |
2,800円 (13か月目以降3,380円) (月月割終了以降4,880円) |
ソフトバンクエアーの基本料金は4,880円、レンタル契約で490円がプラスされ5,370円です。
分割購入だとSoftBank Airスタート割が適用されるため、SoftBank Airのみ利用の場合の最初の12ヶ月は3,800円となります。「SoftBank Air+おうち割光セット」の場合は、割引額がやや減りますが、おうち割光セット側で割引が入ります。
分割購入では、実際には分割金1,500円が毎月かかってきますが、月月割によって同額が相殺されるため、契約を続けている限り分割金を体感することはありません。
一方、一括購入の場合、毎月の分割金がなく、月月割はそのまま適用されるため、SoftBank Airのみ利用時の初年度は最安の月額2,300円となります。
ソフトバンクエアーの月額料金の特性は以下の通りです。
- レンタル契約 > 分割購入 > 一括購入
- ソフトバンクエアー+おうち割光セット > ソフトバンクエアーのみ
ただし、レンタル契約の場合は基本料金が高い代わりに、解約時の端末残債を支払う必要がありません。
また、ソフトバンクエアー+おうち割光セットだと割引額が少ない代わりに、ソフトバンクスマホ側でおうち割 光セットが適用され、スマホ側の料金は安くなります。
その他諸費用
契約事務手数料 | 初回3,000円 |
解約負担金 | 更新月以外の解約時9,500円 |
Airターミナル購入代金 | 総額54,000円 |
ソフトバンクエアーの契約事務手数料3,000円、解約金9,500円はご存知の方も多いと思います。
案外知られていないのが、ソフトバンクエアーのAirターミナルの本体価格です。
Airターミナルの本体価格は、総額54,000円必要となります。
レンタル契約であれば解約時にAirターミナルの残債を支払う必要がない代わりに、毎月490円のAirターミナルレンタル料が必要です。
一方、分割契約であれば、解約時にAirターミナルの残債を支払う義務が生じます。
一括で支払うと、最初の負担がかなり大きいです。
つまり、どれくらいの期間、ソフトバンクエアーを利用し続けるかによって、レンタルしたがいいのか、買ったがいいのか、買うなら分割か一括かの判断が変わってくるというわけです。
SoftBank Air・レンタル/購入の比較検証ルール
ソフトバンクエアーのレンタル契約と購入契約の負担金総額を平等に比較するために、「新規契約後、同じ利用期間のタイミングで解約した場合の負担金総額」について以下のような一定のルールを定めます。
- レンタル・分割購入・一括購入の3パターンで比較する
- ①の3パターンで同時期に解約した場合の負担金総額を計算する
- 負担金総額は基本料金+契約手数料+解約金+端末残債全てを合算する
- ユニバーサル料金、税金は計算に入れない
- 初月の基本料金は満額で計算する
- 「分割契約」パターンにおける分割金は2か月目より加算する
以上のルールを一定に設けて、公平な金額差が算出できるように比較します。
損益分岐点は契約後、何ヶ月目なのか
ソフトバンクエアーをレンタル契約する場合、レンタル料490円が必要な代わりに、Airターミナル本体の機器代金が発生しないという特徴から、短期で解約する時の費用が非常に安いのがポイントです。
一方、ソフトバンクエアーを購入契約する場合、後日解約しようと思った時に残債があれば、Airターミナル本体の機器代金54,000円(税抜き)を支払わなくてはなりません。ただし、契約中は月月割によって基本料金が大幅値引きされ、36回払いを完済すれば、実質機器代金は0円となるのがポイントです。
つまり、契約月からしばらくは負担金総額はレンタル契約がお得なものの、ある月を分岐点として、レンタル契約の方が負担金総額が割高に変わる月があるのです。
それを損益分岐点と称します。
ソフトバンクエアーを、「レンタル」「分割」「一括」の契約種別ごとに解約時負担金総額を算出してみると、驚く結果がわかりました。
検証した結果、ソフトバンクエアーは、おおむね契約後23か月未満で解約する予定であれば、購入するよりもレンタル契約したほうが負担金が少なく済みます!
ここから、少し細かく数値結果をもとに確認していきます。
レンタル契約 vs 分割購入契約の場合、契約後23カ月未満で解約するならレンタル契約したほうがオトクです。
レンタル契約後22か月目の解約時負担金総額130,640円に対し、同時期の分割契約の場合は解約時負担総額130,900円(ソフトバンクエアーのみ)、136,900円(ソフトバンクエアー+おうち割光セット)となり、レンタル契約の方がお得です。
一方、レンタル契約 vs 一括購入契約の場合だと、契約後21か月未満で解約するならレンタル契約したほうがオトクです。
レンタル契約後20か月目の解約時負担金総額119,900円に対し、同時期の分割契約の場合は解約時負担総額121,140円(ソフトバンクエアーのみ)、127,140円(ソフトバンクエアー+おうち割光セット)となり、レンタル契約の方がお得です。
以上の結果から、レンタル契約 vs 購入契約の損益分岐点は契約後23か月目ということがわかりました。
つまり、ソフトバンクエアーは、契約後23か月未満で解約する予定であれば、購入するよりもレンタル契約したほうが負担金が少なく済みます。
損益分岐点よりも大きく「損益」を分ける契約方法がある!
ソフトバンクエアーを申し込み出来る受付チャネルとしては、ソフトバンク取扱店、ソフトバンク電話窓口、ネット申し込みの3種類あります。
3つの申し込みチャネルのうち、圧倒的にネット申し込みがおすすめです。
当サイトで提供しているネット申し込みであれば、ソフトバンクがそもそも提供しているキャンペーン適用は同条件で特典を受けられるうえに、独自のキャッシュバック特典が最大30,000円特別加算されます。
ケータイ側のキャッシュバックは、総務省の指導により規制されています。しかし、ソフトバンクエアーのキャッシュバック規制は未だ及んでいませんが、結局いつ終了してしまうかわからないのが現状です。
つまり、ソフトバンクエアーを申し込むのであればキャッシュバックがあるうちに申し込んでおいた方が断然お得というわけです。
ソフトバンクエアーをレンタルするか? 購入するか? という点は、長い目で見れば大きな金額に変わるわけですが、それと同様に申し込みチャネルに独自特典が容易されているかどうか? も注意して確認しておきたいです。
結局のところ、利用期間に合わせて「レンタル」または「購入」を選択し、WEB申し込みでキャッシュバック特典を受け取る方法が一番賢い選択だと私は思います。