
ズバリ、SoftBank Air契約の際に、Airターミナルを購入ではなくレンタルを選択した場合、最新のAirターミナル4ではなく、Airターミナル3、またはAirターミナル3プラスが送られてくるんだ!


つまり、あまり公にされている事実ではないのかもしれないね。契約する側としては、ついつい最新モデルが送られてくるって思いこんでしまいがちだけど、実は違うんだよ!


まぁ、現実問題としてAirターミナル4が活躍する最大速度に対応しているエリアはまだまだ限定的なので、Airターミナル3やAirターミナル3プラスでも全く問題はないと思うんだけど、対応エリア内に住んでいて、Airターミナル4をどうしても使いたかった、という人からすれば「聞いてない!」という感じになってしまう可能性もあるからね。

関連記事:「SoftBank Air(ソフトバンクエアー)をわかりやすく詳細解説」
目次
Airターミナルをレンタル契約しないと気づけない!? レンタルで送られてくるのはAirターミナル3/3プラス
おそらくこれは、実際にAirターミナルをレンタル契約してみないと気づけない事実です。
レンタル契約しても気づかない人もいるかもしれません。何故なら、Airターミナルの箱や本体には、「3」とか「4」などの記載はないですし、普通に見るだけではAirターミナル3が送られてきたのか、Airターミナル4が送られてきたのかなんて、判断が全くつかないからです。
普通は、「3」でも「4」でも、気にする人ももしかしたらあまりいないのかもしれませんね。
私が気づいたのも、偶然みたいなものです。
Airターミナルを利用していたある日、ふと思ったのです。
「このAirターミナル、そのうちまた最新型が登場してくることもあると思うけど、その場合購入していたら買い替えるしかない。でも、レンタルの場合は無償で最新型に交換してくれるのではないだろうか」、と。
その確認を取る過程で発覚したのが、そもそも今現在私の手元に送られてきていたAirターミナルのレンタル端末はAirターミナル3プラスである、という事実でした。
そして、レンタルにおいて、Airターミナルを最新型のAirターミナル4にしてもらうことはできません。
Airターミナル4は現状、購入でしか手に入れることができないのです。


レンタルしているAirターミナル3をAirターミナル4に変更したいと思ったら、結局機種購入という形になってしまいます。それなら初めから購入した方がいい、という話です。
Airターミナル3とAirターミナル4の見分け方
Airターミナルは、それぞれ外見が非常に似ており、一目で見分けることは困難です。
ただ、Airターミナル3とAirターミナル4を見分ける最も簡単な方法が存在します。
それは、Airターミナルの箱を見る、という方法です。
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Airターミナル2/3/3プラス | Airターミナル4 |
Airターミナル2/3/3プラスは箱もすべて同じで見分けがつきません。しかし、Airターミナル4は、箱の絵柄が異なります。
この時点で、Airターミナル4なのかそうでないのか、区別がつきます。現在既にレンタルをされている方は、箱を確認されてみてください。
上記写真の左側の箱が送られてきているはずです。
一方、Airターミナル2/3/3プラスは、それこそ箱も外観も全く変わらないため、そのままで見分けることは困難です。ではどうやって見分けるのかというと、それぞれの底面に記載されている型番で確認することが可能です。
Airターミナル2 | Airターミナル3/3プラス | Airターミナル4 |
B610s-76a | B610s-77a~79a | B610H-70a |
私のところに送られてきたレンタル端末は、B610s-79aでした。これが、ソフトバンクエアーの問合せ窓口の担当の方いわく、「Airターミナル3プラス」ということでした。つまり、Airターミナル3のなかでも、末尾が「79a」の端末は、「Airターミナル3プラス」と呼ばれているということです。
ただ、「3」と「3プラス」で細かく何が違うのかは確認が取れていません。それほど気にする違いはないのかもしれません。
Airターミナルの仕様
歴代Airターミナルのスペックを改めて確認しておきます。現在、初代Airターミナルは販売もレンタルもされていないようなので、主に注目する必要があるのはAirターミナル2以降です。
Airターミナル4 | Airターミナル3 | Airターミナル2 | |
サイズ(HxWxD) | 約 225x103x103mm | 約 208x95x95mm | |
重さ | 本体:約 635g アダプタ:約 197g |
本体:約 550gアダプタ:約 197g | |
通信方式 | 4G方式: AXGP(2.5GHz) TDD-LTE (3.5GHz)4G LTE方式: FDD-LTE (2.1GHz) |
4G方式:AXGP(2.5GHz) | |
通信速度 | 下り最大962Mbps | 下り最大350Mbps | 下り最大261Mbps |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac 最大1.3Gbps |
IEEE 802.11a/b/g/n/ac最大866Mbps | |
WiFiクライアント 最大接続数 |
64 |
上記表には、「Airターミナル3プラス」がないですが、概ねAirターミナル3と同等スペックであると考えておけばいいでしょう。
今回問題にしているのは、レンタルだとAirターミナル4が送られてこず、Airターミナル3が送られてくる、という点です。
その両端末のスペック差としては、下りの最大速度の差がやはり最大の違いです。
ただし、その速度差が顕著に表れるのは、下り最大962Mbpsを利用することができる地域で利用する場合に限られます。
購入時には本当にAirターミナル4が送られてくる!?



でもそれなら、購入時には本当にAirターミナル4を購入できるの? もしかして、知らないうちにAirターミナル3を買ってしまっているということはない!?

以下の契約申込書を見て!


Airターミナル4のエリアを確認
仮にAirターミナルの購入を選び、Airターミナル4を手に入れたとしても、SoftBank Airの設置場所住所が下り最大962Mbpsの通信を利用できるエリアでなければ、レンタルでAirターミナル3を利用するのとそう大して違いはありません。
そのため、購入にするかレンタルにするか、という比較に関しては、金額面もさることながら、利用する場所がどの速度のエリアなのかを調べておく必要があります。
その調べ方としては非常にカンタンで、ソフトバンクの公式サイトから住所別に確認ができます。
下記公式サイトを活用されてみてください。
Airターミナル4を手に入れるにはレンタルではなく購入を選ぶ
エリアの確認をし、最大通信速度962Mbpsが問題なく利用できると確認できたなら、安心してAirターミナル4の購入を選ぶことができます。もちろん、エリアに対応していなくても、長期で利用するつもりならやはり購入の方が有利です。
逆に、エリア的に最大通信速度が350Mbps以下で、さらにそれほど長期では利用しないかもしれない、という場合であれば、Airターミナル2/3/3プラスが送られてくるレンタルの方がコスト的にはお勧めとなるケースが出てきます。
購入か、レンタルかの損益分岐点については、別の記事で検証していますのでそちらも合わせて確認ください。→「Airターミナルはレンタルと購入どちらがお得なのか/損益分岐点を計算してみる」
Airターミナル4をオークションやメルカリで手に入れたら使えるのか
Airターミナルのレンタルでは、Airターミナル4は手に入らない、ということが確認できました。
それでは、別にAirターミナル4を入手したなら、最大通信速度で通信できるのでしょうか?
つまり、ヤフオクなどのネットオークションやメルカリを探すと、解約し不要になったAirターミナル4を売りに出しているケースが実際に見受けられます。しかも、購入する際には6万円近い価格であるAirターミナル4が、2,000円前後で売られていたりするのです。
もちろん、長期利用を想定しているのなら、結局3年で月月割によって全額相殺されるので普通にAirターミナル4の割賦購入を選択すればいいと思います。
しかし、短期利用を想定しており、なおかつAirターミナル3ではなくAirターミナル4を使いたい、という場合には、そうしたオークションやメルカリで買って使ってもいいのではないか、と考えたくもなりますよね。
この方法への答えとしては、SoftBank AirのAirターミナルに関して、SIMカードごとにロックがかけられているので契約時に紐づけられたSIMカード以外を入れても通信ができず、結局使うことができない、という話があるようです。
ただ、実際に私が確認したわけではないので、実際に購入して試してみることにしました。
その結果についてはまた後日、この記事内にて追記という形でご案内しようと思います。