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Apple IDに誤って入金・チャージしてしまった場合、返金やキャンセルは可能なのか?

 

iPhoneやiPadで有料アプリ・ゲームの課金をしたり、音楽・映画・書籍を購入する際などに、Apple IDにあらかじめお金をチャージしておき利用する仕組みがあります。

 

そんなApple IDへのチャージに関して、私の家族に先日、トラブルが発生しました。

誤った操作により、Apple IDに余分な金額のチャージをしてしまったのです。

 

返金・キャンセルをしたくて困っていても、AppleアカウントやApple公式のウェブサイトでは、処理方法の記載が一切ありません。

そこで、本記事ではそうした状況に陥った場合どうにかなるのか、ならないのか、その真実をお伝えします。

 

今回は、実際に調べた疑問、経験した内容などに関する体験談だよ!

Apple IDに入金・チャージする仕組み

Apple IDを新しく作成するタイミングとしては、iPhoneを購入した後の初期設定の段階で行う人が多いのではないかと思います。

Apple IDを作成することで、App Storeにログインしてアプリをダウンロードできるようになったり、有料コンテンツを購入したり、またはiCloudが利用できるようになったりします。

iPhoneをただの電話機ではなく、スマホとして各アプリを利用する為にはApple IDの作成はもはや必要不可欠なものです。

 

まずはそのApple IDを設定した上で、App StoreやiTunes Storeで有料コンテンツを購入する際の決済方法について、その方法が2つ用意されている事を理解しておきましょう。

 

Apple IDを経由して有料コンテンツを購入する場合、

  1. 、Apple IDにあらかじめ紐づけておいたクレジットカードなどを通して、購入時に自動決済される仕組み
  2. Apple IDにクレジットカード、ギフトコード、キャリア決済などの方法を用いて、あらかじめお金をApple IDに入金(チャージ)し、有料コンテンツ購入時に、事前チャージしたお金から決済される仕組み

 

つまり、Apple IDで決済する場合、登録したクレジットカードなどから自動決済されるポストペイド方式と、Apple ID自体に入金した上でAppleクレジット残高から有料コンテンツを決済するプリペイド方式の2つのパターンに分かれている、というわけです。

なお、有料コンテンツを購入・決済するときは、クレジットカード決済の事前設定を実施していたとしても、Appleクレジット残高から優先して決済される点も理解しておきましょう。

 

以上2点のうち、私の家族がトラブルに遭ったケースは上記②の「Apple IDに事前チャージするパターン」でした。

 

なぜ誤ってApple IDに入金・チャージしてしまったのか

私の家族がApple IDに誤入金してしまったトラブルのはじまりは、私が家族にギフトカードをプレゼントしたことがきっかけでした。

ギフトカードとは、青色のApp Store & iTunesギフトカードのことで、今ではコンビニや街のお店で手軽に購入できます。

 

 

App Store & iTunesギフトカードは、Apple IDのメニュー画面にて固有のギフトコードを入力することで、Apple IDにお金が事前チャージされます。

チャージしたお金を利用して、好きな音楽・書籍・映画・ゲーム課金や購入・LINEのスタンプ購入などに活用することが出来ます。

私は、「iPhoneをもっと楽しんで欲しいな。」という純粋な想いから、コンビニで5,000円分のギフトカードを購入し、家族にプレゼントしたのです。

 

後日、このギフトカードを家族がApple IDへ入金しようとした時に悲劇が起こりました。

 

前触れもなく、家族から慌てた様子で電話がかかってきました。

もらったギフトカードをApple IDに入金するときに、間違って何回も入金してしまった。どうしたらよいか?

 

話を聞いてみるとApple IDのクレジットが15,000円に増えているということでした。

本来、私がプレゼントしたギフトカードの使用回数は1回が限度なので、通常のギフトコード入力であればそこまでクレジット残高が増えることはなく、イマイチ状況が掴めませんでした。

 

もう少し、話を掘り下げて聞いてみると、どうやらApple IDへ入金する時の選択ボタンを合計3回、やり方を変えながら操作してしまったということでした。

 

Appleアカウントに残高を入金・チャージする場合、「ギフトカードまたはコードを使う」「メールでギフトカードを送信」「Apple IDに入金」という3種類からチャージ方法を選択できます。

 

 

私の家族の場合、はじめに「ギフトカードまたはコードを使う」へと正しく進み、私がプレゼントしたカードの固有番号を登録完了しました。

しかしその直後に、アカウントのクレジット残高が増えていないことを疑問に感じて、「自分が操作方法を間違ったのだ」と勘違いしてしまいました。

その結果、続けて「Apple IDに入金」の操作を進めてしまいました。つまり、ここで2回目のチャージが実行されてしまったのです。

 

が、それでも、クレジット残高が増えませんでした。これが本当に不運でした。

再度Apple IDに合計3回目のチャージをし、少し時間が経過したころ、気づいたら15,000円のクレジット残高になっていた、というオチでした。

 

「Apple IDに入金」を選択して処理する途中、利用しているiPhone XRのFace IDで決済登録を進めたという話だったので、Appleのクレジット残高をクレジットカードまたはキャリア決済でチャージしてしまったのは決定的でした。

 

誤ってApple IDに入金・チャージした場合、返金・キャンセルは可能なのか?

結論から言うと、Apple IDにチャージする時に、ユーザー自身で誤った操作のもとで残高入金してしまった場合、返金・キャンセルは一切不可です。

残念ながら、どうしようもありません。

 

私の家族のトラブルが発生したときも、救済情報がないかAppleの公式サイトや、口コミなどを急いで探しましたが、このケースに関する情報はどこにも見つかりませんでした。

どこにも対処法が見当たらないので、トラブルに遭った家族に対して、Appleサポート(0120-277-535)へ電話することを勧め、電話窓口で対処してもらえないか相談することを提案しました。

 

しかし、Appleサポートの担当の方の回答は「ユーザーの誤操作によるApple IDクレジット残高の返金・キャンセルは一切できない」という結論でした。

これは、Apple IDの利用規約にも明記されており、Face IDなどで決済認証した時点で決済が成立しているという旨を伝えられました。

実際のところ、利用規約のほとんどは、情報量がとても多くて面倒なのでなかなか読まないとは思いますが・・・。

 

その後、どうしてもキャンセルできないものか担当者の上席に変わって直談判するも、回答は変わらず「規約の通り、返金・キャンセルは不可能」という結論でした。

 

結局、誤入金したApple IDのクレジット残高15,000円分は、App StoreやiTunes Storeでコンテンツ購入したり、アプリ内課金などで消化するしか、方法はありません。

 

App Store & iTunesギフトカードをプレゼントする人は、入金方法もセットでプレゼントしたい

私の経験上、App Store & iTunesギフトカードをプレゼントする場合は、贈る相手に喜んでもらうことを目的として行うことがほとんどだと思います。

しかしながら、今回のようにApple ID残高への入金・チャージの方法を間違えてしまうと、せっかく喜んでもらうために行ったこと自体が全て台無しになってしまいます。

 

App Store & iTunesギフトカードをプレゼントする側の心得として、ギフトカードを贈る際は、Apple IDへの入金方法もセットで贈ることを強くおススメします。

 

 

App Store & iTunesギフトカードを登録する際は、Appleアカウント画面から「ギフトカードまたはコードを使う」を選択し、次の画面上で「カメラで読み取る」または「コードはキーボードでも入力できます。」をタップし、ギフトカードに記載されている固有のコードを登録し、最後に「コードを使う」をタップして完了です。

 

この時のポイントとしては、「コードを使う」をタップした後、クレジット残高が反映されるまでに若干のタイムラグがあるので、一度登録したあとしばらく放置しておくことが大切です。

すぐにクレジット残高が反映されないために、焦って何度も試したり、他の入金方法を進めてしまうと、私の家族のように誤った入金処理が実行され、後戻りできなくなる恐れがあります。

 

 

Touch IDやFace IDの生体認証は「最後の鍵」

 

App StoreやiTunes Store、アプリ内課金のときに表示されるTouch IDやFace IDの確認画面は、決済処理の"最後の鍵"であることを意識しておきましょう。

 

生体認証は面倒なパスワードを省略してくれる便利な機能ですが、その手軽さゆえに誤操作が発生しうるリスクがあります。

Touch IDはiPhoneのホームボタンに指を乗せた瞬間、Face IDはiPhoneのディスプレイを覗いた瞬間に、決済処理が確定されます。

 

例えば、銀行のATMでキャッシュカードの暗証番号を入力したり、お店でクレジットカードを提示して暗証番号の入力を求められる場合なんかは、間違って入力してはいけないという注意が強く働きやすいものです。

しかし、生体認証は手軽であるがゆえに、注意力が散漫になりかねません。

 

自分自身の指や顔が、大切な暗証番号の代わりとなるので、生体認証で決済処理を行う場合は、少しだけ神経を尖らせて、注意深く処理を進めていきましょう。




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