普段私は、記事を書いている時に「ソフトバンク 光」のインターネットを利用しています。
ソフトバンクが提供する「光BBユニット」という白い箱型の機器をレンタルし、無線LAN環境でいつも利用しています。
日ごろから安定した高速通信でとても快適に利用していましたが、先日、予期せぬトラブルに見舞われました。
「インターネットが繋がらない。」
停電しているわけでもないし、ソフトバンクの支払いが滞っているわけではないのに突然。なぜ繋がらないのか!と焦りを感じました。
幸い、急を要する状況ではなかったので大きな問題は発生しませんでしたが、これがもし緊急時や災害やトラブル発生時など、繋がらないと非常に困る状況下で発生したら…と想定すると生唾を飲んでしまいます。
本記事は、ソフトバンク 光が繋がらない時・遅い・途切れる場合の対策や原因について解説します。
目次
ソフトバンク 光が繋がらない時の対処法
ここからは、ソフトバンク光が繋がらない時の対処方法を順序立てて確認していきます。
パソコンの電源をシャットダウンする
まずは、利用しているパソコンの電源をシャットダウンします。
後でモデムやルーターを対処しパソコンの電源を入れなおす事で、インターネット通信を捕捉しやすくしたり、万が一のエラーを防ぐためです。
光BBユニット(Wi-Fiルーター)の電源プラグを引き抜く
そして、光BBユニットに差し込まれている黒色の電源プラグをコンセントから引き抜きます。(もし、光BBユニットを利用せず他のWi-Fiルーターを利用している場合も同様に電源プラグを引き抜き、次へ進んでいきます。)
光BBユニットとは、ソフトバンクが提供している白い箱型の無線LANルーターです。日ごろ利用しているソフトバンク光のインターネットの信号はこの光BBユニットから有線または無線で発され、PCやスマホに通信環境を提供しています。
(光BBユニットは通常、ソフトバンクで機器レンタル料月額467円に加えて、光BBユニットのルーターで通信をするためにはWi-Fiマルチパック月額943円が必要です。)
NTTの黒いモデム(ONU)の電源プラグを抜く
次に、NTTのロゴが記載された黒い箱型の機器(ONU)の電源プラグをコンセントから引き抜きます。
ONUは、宅内に入ってきた光回線信号をインターネット信号に変換する重要な機器です。インターネットを提供しているLANケーブルには触れず、黒色の電源ケーブルのみ抜きます。
5分から10分放電させる
ここまでの手順が一通り完了したら、5分から10分程度電源を切ったまましばらく待ちます。
そうすることで、機器内の静電気を放電させたり、熱を逃がすことが出来るからです。
しばらく時間が経過した後、電源を切った手順とは逆の順序で各機器の電源を立ち上げていきます。
NTTの黒いモデム(ONU)の電源プラグを入れる
NTTのロゴが記載された黒い箱型の機器(ONU)の電源プラグをコンセントに差し込みます。
光BBユニット(Wi-Fiルーター)の電源プラグを入れる
次に光BBユニットに差し込まれている黒色の電源プラグをコンセントに差し込みます。
光BBユニットのインターネットが繋がるまで5分程度待つ
白い箱型の光BBユニットを電源プラグを差し込むと、およそ5分間で図のような順にインターネットが繋がりはじめます。
電源プラグを差し込んだ直後は「警告」と「ステータス」のランプが赤く点灯しますが、しばらくすると「インターネット回線」がオレンジ色に点灯し、最後には「インターネット」「BBフォン」「Wi-Fi」が緑色に点灯します。
すべての色が緑色に点灯したら、通信環境が整ったことを示します。
最後にパソコンの電源をつける
ここまでの流れで各機器の電源を入り切りした後、パソコンの電源を立ち上げます。
電源を立ち上げる時にパソコン本体がインターネットの接続を自動的に行い、問題は解消されます。
例えばWindows 10を利用している場合、画面右下に図のようなWi-Fiアイコンが示されます。図のようなアイコン表示であれば、ソフトバンク光で問題なく通信できていると確認できます。
(もし、スマホやタブレット端末、ゲーム機などの電子製品を利用している場合は、電子機器の「設定」画面から「Wi-Fi設定」のON・OFFを切り替えることで、無線LANの電波を自動で再接続し改善します。)
ソフトバンク 光の復旧所要時間
私の場合、上述の対処法でスムーズにインターネットは回復し、以前のように高速通信で快適にインターネットを利用できるようになりました。
これまでの対処法で要した時間は約10~15分程度です。
特に「放電させる時間」と「光BBユニットが繋がるまでの時間」に時間を要しました。
改善を待つ間、何もせずじっとしているのは時間がもったいないところですが、スマホでニュースを見たり、ゲームやSNSを見ながら暇をつぶしていれば不満すら感じない程度の時間です。
上記の方法でもソフトバンク 光が繋がらない場合
ソフトバンク光に電話で問い合わせる
上記の方法でもソフトバンク光が繋がらない場合はソフトバンク光のサポートデスクに直接電話することをおすすめします。
ソフトバンク光の番号は 0800-111-2009 です。
発信時は、番号の先頭に「186」を追加で入力してダイヤルするとスムーズに対応が進みます。
「186」は発信者通知番号と呼ばれ、電話をかける側の電話番号を電話を受ける側に発信でき、ソフトバンクがこれを確認することで、スムーズに対応できるためです。
また、ソフトバンク光のサポートセンターの営業時間は10:00~19:00です。
電話の他にも、ネット上で診断やチャットサポートで問い合わせる方法もありますが、これらを利用する際にはS-IDなど契約情報の認証が必要です。
もとより、インターネットが使えない状況だとインターネット診断やチャットサポートはそもそも満足に活用できませんし、一刻も早く問題を解消したいところですから、ソフトバンク光のサポートデスクに電話で問い合わせた方が何倍も早く、簡潔に済むのでおすすめです。
ソフトバンク 光が繋がらなくなった原因
この度、ソフトバンク光が繋がらなくなった私のケースで考えられる原因は「ONUや光BBユニットが熱を持ったり、静電気がたまっていたこと」が理由だと考えられます。
例えば、人間も長時間活動し続けていると、疲労が蓄積されて仕事効率が悪くなったり、頭がパンク状態になることがあります。良い仕事をするためにも適度な休憩が必要です。
また、パソコンやスマホを利用している時も同様に、突然動作できなくなったり、動きが遅くなることがあります。
これらと同じような原理で、ソフトバンク光の各機器が熱や静電気を帯びて通信効率が悪くなることで、インターネットが繋がらない・遅い・途切れるといった症状が現れるのです。
今後、ソフトバンク 光の接続トラブルに遭わないための改善策
私の場合、今回は簡単な処置で問題が解消されたわけですが、今後も安定して快適にソフトバンク光を利用する為に、気を付けておくべきポイントがあります。
それは「LANケーブルの劣化とONU光ケーブルの定期的なケア」と「ホコリの堆積」です。
各機器を繋いでいる光ケーブルやLANケーブルが劣化や断線、折れ曲がったりするとインターネットは利用できなくなります。
例えるとすれば、光ケーブルやLANケーブルは人間の血管と同じような役割です。
血管に劣化や裂傷、詰まりが起こると、各臓器や機能に血液がいきわたらずに機能不全を起こします。
インターネットを今後も快適に利用し続けるためにも、各ケーブルのケアや取り扱いは十分注意しておきましょう。
そもそも、ソフトバンク光は宅内に配線を通して通信する特性上、ONUや光BBユニットは部屋の片隅に配置している場合がほとんどだと思います。
今後の対策として、通信ケーブルに配線カバーをつけたり、絶縁テープで束ねておくことで予期せぬトラブルを防止することができます。
また、配線ケーブルや電源プラグ付近にはホコリがたまりやすいです。ホコリが電源に触れると火災の恐れもありますので、定期的に掃除して清潔な状態を保つことも忘れずに意識しておきましょう。
インターネットは生き物だという心構え
私自身、今回の問題を経験して「インターネットは生き物だ」と感じました。
今や、快適にインターネットを利用出来て当然の時代となり、仕事やプライベートの楽しみ方を格段に広げてくれました。
ソフトバンク光や他社のインターネットも同様に「毎日当たり前に使うからこそ、利用出来て当然」という考え方が無意識に生まれていたのかもしれません。
今回のトラブルを機に、機器が熱を持つこと・静電気が蓄積すること・配線環境をクリーンに保つことなどの原因や対策を挙げると、ソフトバンク光を生き物同様、丁寧に取り扱いすべきだと思い改めました。
そう考えると、普段快適に利用できることにありがたみを持ち、万が一のトラブル発生時も冷静に対処できるようになるかもしれません。
今後も丁寧にソフトバンク光でインターネットを利用しつつ、普段のケアを怠らず、楽しませていただこうと思います。