ソフトバンクのiPhone

iPhoneの「インターネット共有」でテザリング設定して実験してみた

 

テザリングを使ってみよう、と思った時に、「テザリング」という言葉をiPhoneの設定で探してみたけれどもどこにもない! という経験をされたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

それもそのはず、iPhoneではテザリングのことを「インターネット共有」という言葉で表現しているからです。

まずはこの基本を押さえておく必要があります。

その上で、インターネット共有を利用してテザリングを使っていく方法について、今回は解説していきます。

そもそもテザリングとは

そもそもテザリングとは何なのか、という点については、以前「ソフトバンクの「テザリングオプション」をわかりやすく徹底解説!」でもご案内しましたが、簡単に改めて触れておきます。

 

テザリングとは、スマホやケータイを親機として、受信した電波を付近のWi-Fi対応機器(パソコン・スマホ・タブレット・ゲーム機など)に送信し、通信環境を構築できる機能です。

もう少しわかりやすく言うと、スマホを通じてパソコンでインターネットができるようになる、というような感じです。

テザリングという言葉自体は、スマホが登場する以前から知られてはいましたが、スマホの普及に伴い、広く一般に浸透しました。

 

テザリング機能を利用すれば、外出先で他端末を手軽にインターネット接続できるため非常に便利です。

しかし、スマホのデータ量を消費するため使い方に注意が必要ですし、スマホ本体の電池の減りも早くなるため、そうした点を意識しながら利用しなければなりません。

 

iPhoneでインターネット共有(テザリング)するための事前準備

ソフトバンクにおけるテザリングは、その場ですぐに利用開始できるわけではありません。ソフトバンクのSIMを入れたiPhoneでテザリングを利用する為には、事前準備としてiPhone本体の「キャリア設定アップデート」の確認と、「テザリングオプションの契約」が必要です。

 

まず、キャリア設定アップデートについては、「iPhoneの設定」→「一般」→「情報」の「キャリア」の欄を確認しましょう。

ソフトバンクの場合は「ソフトバンク13.2」以上のバージョンであれば、利用可能です。

もし、それ以下のバージョンの場合は、「iPhoneの設定」→「一般」→「情報」を選択すると「キャリア設定のアップデート」がポップアップ表示されるので、「アップデート」をタップした後、アップデート後にiPhoneの電源を再起動すれば完了です。

 

さらに、iPhoneのインターネット共有(=テザリング)を利用するには、通信キャリアによっては「テザリングオプション」を契約しなければ利用できない事業者があります。

例えば、ソフトバンクやauでiPhoneを利用する場合は、テザリングオプションの契約が必須ですが、NTTドコモでiPhoneを利用する場合はテザリングオプションの契約の必要はなく、すぐに使い始めることが出来ます。

 

ソフトバンクのテザリングオプションは、テザリングを利用するためには申し込み必須のオプションであり、申し込みしなければテザリングを利用することが出来ません。なお、テザリングオプションの月額料金は、現在契約中の料金プランによって異なります。以下、まとめます。

 

料金プラン 月額料金
データプランメリハリ
データプランミニフィット
データプラン50GB+
データプランミニ
データプラン1GB(スマホ)
データプラン1GB(ケータイ)
データプラン100MB
データ定額 50GBプラス/ミニモンスター
データ定額 20GB/30GB/50GB
データ定額スマホデビュー
家族データシェア 50GB/100GB
法人データシェアギガパック(50)/(100)
500円
データ定額ミニ 1GB/2GB
データ定額(おてがるプラン専用)
データ定額 5GB
データ定額S(4Gケータイ)
無料
上記以外 500円(加入から2年間は無料)

 

ソフトバンクのメジャーな料金プランである「メリハリプラン(データプランメリハリ)」「ミニフィットプラン(データプランミニフィット)」「スマホデビュープラン(データプラン1GB(スマホ))」のテザリングオプション利用料金は500円です。

これらの料金プランでテザリングオプションを利用した場合、親機の契約中プランのデータ量を消費します

特に、ミニフィットプランまたはミニモンスターの料金プランは、当月利用したデータ量に応じて段階制で料金が確定する仕組みですが、ザリング接続先の機器での使い方によってはデータ使用量が圧迫されて料金が高額になりやすいため、要注意です。

 

ちなみに、ソフトバンクのテザリングオプションを利用できる対応機種は以下の通りです。

 

テザリングオプション対応機種
iPhone 対応(SoftBank 4G LTE 及び SoftBank 4G 対応の iPhone)
iPad 対応(SoftBank 4G LTE 及び SoftBank 4G 対応の iPad)
スマートフォン 対応(5G/4Gスマートフォン)
タブレット 対応
ケータイ DIGNO® ケータイ3、かんたん携帯10、AQUOS ケータイ3、DIGNO® ケータイ2、AQUOS ケータイ2

 

ソフトバンクのiPhoneや5G最新スマホももちろんテザリングオプション対応機種で、それ以外にもほとんどの機種でテザリングオプションを利用することが可能です。

 

iPhoneでインターネット共有(テザリング)するための設定手順

iPhoneでテザリングを利用したい場合、まずはテザリング親機となるiPhoneの設定から「インターネット共有」へアクセスして、設定をカスタマイズする必要があります。

 

 

 

「設定」→「インターネット共有」へ進んだ次の画面で、「ほかの人の接続を許可」にチェックを入れて、"Wi-Fi"のパスワードを任意の半角英数字8文字以上に変更しましょう。こうすることで、不特定の相手の端末に接続されるようセキュリティを高めることが出来ます。

 

ここまでの設定が完了したら、テザリング接続先の子機となる端末でWiFi機能をオンにします。WiFi接続設定時に親機であるiPhoneの所有者名が表示されるので、それをタップし、先ほど設定した任意の英数字8文字以上のパスワードを入力すれば接続完了です。

 

親機のiPhoneと、子機となる端末のWiFi接続が完了すると、親機のiPhoneの画面上部が青色表示されます。

 

 

この青い表示が出ている間は、インターネット共有(テザリング)が常時使える状態となり、子機側で利用したデータ通信は、親機のiPhoneのデータ量としてカウントされることとなります。

 

iPhoneのテザリング接続は最大何台まで可能か

iPhoneのインターネット共有(テザリング)を接続できる方法として、WiFi接続、Bluetooth接続、USB接続の3タイプがあります。

iPhone1台を親機とした場合、果たして何台同時にテザリング接続できるか気になるところです。

 

結論をお伝えすると、iPhoneのテザリング接続可能台数は、最大5台までです。

例えばiPhone1台の親機に対して、iPad+パソコン+ゲーム機、これだけの子機を同時に繋いだとしても、残り2台も接続可能枠に空きがあります。

5台の端末を同時接続すると、電池の減りが異常に早くなりそうですが、一時的な利用であれば、モバイルWiFiルーターが無い時にでもiPhoneのテザリング機能で代用できそうです。

 

インターネット共有ができない・繋がらない場合の対処法

iPhoneのインターネット共有によるテザリング接続が出来ない場合の原因として「接続可能台数が上限を達している」「接続先機器が他のWi-Fiに接続している」「パスワード認証が出来ていない」「一時的な不具合」のいずれかの可能性が考えられます。

インターネット共有が上手くできない・繋がらない場合は、まずは原因を特定した上でその対処法を試してみる事をおすすめします。

もし、「接続可能台数が上限を達している」という場合は、iPhoneからテザリング接続している台数が5台を超えていないか確認してみましょう。先述の通りiPhoneのインターネット共有におけるテザリング接続可能台数は上限5台までですから、それよりも多く接続していると新たに追加接続できません。

この場合は、子機側で利用していない端末のテザリング接続を解除して試してみましょう。

 

また、案外気づきにくいポイントとして「接続先機器が他のWi-Fiに接続している」という場合もあります。

言い換えると、子機の端末が親機のiPhoneではなく、その他のWi-Fiに繋がっているというケースです。

この場合は、子機側の本体設定→Wi-Fiの詳細設定を開き→その他のWi-Fiの接続解除を手動で行ってみましょう。

Wi-Fiの特性上、電波が安定しているネットワークに繋がりやすい傾向にあるため、iPhoneのテザリングよりもその他の光回線やモバイルWi-Fiルーターが付近にあると、そちらを優先して繋がってしまう場合があります。

 

なお、「パスワード認証が出来ていない」場合も上手く接続できません。

この場合は、iPhoneのインターネット共有で設定している親機側のパスワードと、接続先である子機のWi-Fi設定時の認証パスワードを同一のもので再度設定しなおしてみましょう。

 

最後に、「一時的な不具合」によってインターネット共有がうまく接続できない場合があります。

この場合は、親機側であるiPhoneのインターネット共有を一度オフにし、子機側の端末のWi-Fi設定もオフにしてしまった後に、再度はじめから接続設定を試してみてください。

そうすることで、案外すんなりつながるケースもあります。

 

以上、iPhoneのインターネット共有がうまく使えない、繋がらない場合の対処法を試していただき、それでも症状が改善しない、または明らかに故障している可能性が考えられる場合は、Appleケアのサポートデスクへ相談してみることをおすすめします。

 

iPhoneのインターネット共有(テザリング)はどれくらいの通信速度が出るのか実験

iPhoneでインターネット共有機能を利用してテザリング通信を行った場合、実際にどれくらいの通信速度でインターネットが利用できるのか非常に気になるところです。

私が利用しているiPhoneを接続元、パソコンを接続先としてテザリング接続し、実際の速度を検証してみました。

 

今回は、Googleのスピードテストを用いて、ダウンロードとアップロードの速度の値を計測します。

適正な効果が検証できるように、①通信エリアが安定した場所で実験する、②テザリング接続は無線(WiFi規格)で行う、③スピードテストの実施は同タイミングでクリックする事を条件として検証します。

 

 

早速、測定してみたところ、iPhoneの下り通信速度は45.1Mbpsに対して、テザリング接続したパソコンでは下り通信速度11.1Mbpsという結果でした。

およそ4倍の差で、テザリング接続先の通信速度は劣化することが分かりました。

 

ただ、わずか1回の計測では、正確性に欠けるため、同条件で2回目の診断を行います。

 

 

2回目の計測結果は、iPhoneの下り通信速度は41.3Mbpsに対して、テザリング接続したパソコンでは下り通信速度8.23Mbpsでした。

およそ5倍の差があり、テザリング接続先の通信速度がやはり劣化します。

 

以上の結果から、iPhoneをテザリングの接続元として、接続先に無線(WiFi規格)で接続すると、約4~5倍ほど接続先の通信速度が劣化するということがわかりました。

が、しかしです。

 

テザリング接続先のパソコンで劣化してしまった通信速度でも、YouTubeの動画を何ら不自由なくストリーミング再生できました

実際に、YouTubeに掲載されたソフトバンクのCMの動画をHD画質(1080p)でストリーミング再生しても、一度も読み込みが止まることなく、スムーズにまるまる一本の動画を見ることができました。

 

テザリングを利用する端末やエリアなどの環境により、多少通信速度が変わる可能性もあるかもしれませんが、エリアが安定している場所であれば、何ら不自由ない通信スピードでiPhoneのテザリング機能を活用できそうです。

 

メリハリプランはテザリングと相性バッチリの料金プラン

ソフトバンクのメリハリプランは、毎月50GBのデータ量を利用できる上、YouTubeなど指定サービスのデータ通信の利用がカウントされないプランです。

 

 

実は、メリハリプラン契約回線を親機としてテザリングを利用する場合、テザリング接続先でYouTubeなどの指定18サービスを利用してもギガノーカウントなのです。

言い方を変えると、メリハリプランを親機として設定していれば、テザリング子機で指定サービスもデータ消費されず使い放題です。

 

ただし、メリハリプランでテザリングを利用する為には、テザリングオプション(月額500円)を契約しなければ利用できませんので、注意しましょう。

 

関連記事:「ソフトバンクの「メリハリプラン」について徹底解説!

 

屋外ではテザリング・屋内ではソフトバンク光

ここまで確認した通り、iPhoneのインターネット共有(テザリング)は、周囲の端末で一時的にインターネットを利用する場合に大変便利な機能です。

また、ソフトバンクのメリハリプランと組み合わせて利用すれば、対象SNS動画サービスはテザリングでも使い放題になるので、屋外利用時はモバイルWi-Fiルーターのように活用することも出来ます。

とはいえ、インターネット共有(テザリング)利用時はiPhoneのバッテリーを著しく消耗するので、利用時は電池残量のバランスをみながら活用したいところです。

 

屋外ではインターネット共有(テザリング)、そして屋内では、やはりソフトバンク光を活用したいところです。

ソフトバンク光は、最大通信速度1Gbps(エリアによっては最大10Gbps)の安定した高速通信で利用できる固定インターネットサービスで、データ通信による音声通話も高音質で楽しめるようになります。

ちなみに、ソフトバンク光の利用料金は集合住宅タイプだと2年自動更新プランで毎月3,800円~、戸建て向けタイプだと2年自動更新プランで5,200円~です。

 

なお、現在ソフトバンクスマホの主流プランであるミニフィットプラン/メリハリプラン/ミニモンスター/ウルトラギガモンスター+契約者はソフトバンク光をセットで利用すると、おうち割 光セットの適用で1回線あたり毎月1,000円割引されます。

つまり、ソフトバンクスマホユーザーはソフトバンク光でWi-Fi環境を整えることでおうち割 光セットの割引を適用でき、さらに、安定した高速通信で高品質の通話が楽しめる上、スマホプランのデータ量を消費しません。

屋内のデータ消費を気にせず、外出先のデータ利用へ思いっきり充てることが出来ます。

 

特に現在、他社インターネットを利用中の方・またはインターネットを利用していない方は、ソフトバンク光へ乗り換えておうち割 光セットで基本料金を安くしつつ、屋外でインターネット共有(テザリング)やiPhoneのデータ通信を利用し、屋内ではソフトバンク光のWi-Fi環境下で使い放題を楽しみたいものです。




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