端末の実質値引きが終了して以降、ケータイ業界全体で、iPhoneの購入価格が割高になった印象があります。
ソフトバンクでは、月月割が終了して以降、iPhoneを定価で購入しなければならないというイメージがより強くなりました。
しかし、それに代わる「トクするサポート」を活用すれば、月月割と同等の実質価格で購入することが出来ます。
機種代金に対する割引の仕組みが変わりつつある今、ソフトバンクのiPhoneを安く購入するためには、今ある施策をフル活用するほかありません。
良いものをお得に購入する為に、割引やキャンペーンなど、最新情報に敏感になりたいところです。
本記事では、ソフトバンクでiPhoneをお得に購入するコツやポイントを解説します。
目次
最新iPhone価格総額
まずは、ソフトバンクの最新iPhoneの価格を確認します。
機種名 | 本体容量 | 定価(税込み) | トクするサポート適用時 |
iPhone 11 | 64GB | 89,280円 | 44,640円 |
128GB | 95,040円 | 47,520円 | |
256GB | 108,000円 | 54,000円 | |
iPhone 11 Pro | 64GB | 127,200円 | 63,600円 |
256GB | 145,920円 | 72,960円 | |
512GB | 172,320円 | 86,160円 | |
iPhone 11 Pro MAX | 64GB | 142,560円 | 71,280円 |
256GB | 161,760円 | 80,880円 | |
512GB | 187,680円 | 93,840円 |
iPhoneの定価は決して安い金額ではありません。しかし、トクするサポートを活用すれば、実質的に半額程度で購入することが出来ます。
ただし、トクするサポートは毎月390円の掛け金を24か月支払い続ける必要があります。
それでも、2年間で9,360円の負担金程度なので、トクするサポートを適用した方が圧倒的に安くiPhoneを購入できます。
iPhoneを安く購入するキャンペーン割引を理解する
ここからは、iPhone本体代金を安く購入する為にぜひ活用したい割引やキャンペーンについて確認します。
下取りプログラム
下取りプログラムは、現在利用しているスマホを回収に出すことで、iPhoneを購入した後24か月間基本料金が割引される仕組みです。
現在、iPhone Xs MAXでは最大60,000円分割引出来ます。iPhoneは、年数が経過しても市場価値が落ちにくく、高値で下取りできる点が特徴です。
月によって下取り価格は変動し、端末状態によっても価格が変わります。査定金額はiPhoneを購入する時に合わせて確認すると良いです。
トクするサポート
トクするサポートは、端末を実質的に半額近い金額で購入できるプログラムです。
購入時に分割48回払いで契約し、毎月390円の掛け金を支払います。分割25か月目以降にソフトバンクへ回収に出すことで、残り最大24回分の分割金の支払いを免除される仕組みです。
月月割が無くなった今、ソフトバンクでiPhoneを購入するなら絶対に欠かすことが出来ない割引です。
先述の下取りプログラムやトクするサポートの仕組みを考えると、購入端末を2年後にソフトバンクで回収して買い替えるサイクルが一番トクをする方法なのです。
しかし、下取りプログラムとトクするサポートは併用割引できません。回収時に割引額が高い方をどちらか一方適用して利用することが出来ます。
のりかえPayPayキャンペーン
のりかえPayPayキャンペーンは、他社からソフトバンクに乗り換えて、対象iPhone+指定プランで購入したユーザーを対象とした施策です。最大20,000円相当のPayPayボーナスがもれなくもらえるので、街やネットのお店で活用すればお金と同等の価値があります。
いくつか適用条件があるので、確認していきましょう。
のりかえPayPayキャンペーン | |
対象契約 | 他社から乗り換え(MNP)のみ |
購入方法 | 分割48回購入かつトクするサポートに加入 |
購入チャネル | ソフトバンクオンラインショップまたは電話(ソフトバンクショップ店頭はNG)で購入し、自宅受け取りを選択すること |
対象プラン | データプラン50GB+(ウルトラギガモンスター+)に加入 |
特典内容 | PayPayボーナス20,000円分または10,000円分プレゼント |
提供時期 | 2019年10月30日から終了日未定 |
対象機種(20,000円還元対象) | iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone 11、iPhone 8(64GB)、Google Pixel 4、Google Pixel 4 XL、Google Pixel 3a、Google Pixel 3a XL、AQUOS R2 compact、AQUOS zero、AQUOS R3、Xperia 5、Xperia 1 |
対象機種(10,000円還元対象) | arrows U、Android One S5、LG K50 |
そもそもソフトバンクオンラインショップは、頭金不要で購入できるため、店頭購入時よりも数千円から1万円ほどお得です。さらに、PayPayボーナス20,000円相当還元されるので、対象場合は利用しない手はありません。
自宅受け取りを選択することが必須条件なので、その点はしっかり意識しておきましょう。
また、ウルトラギガモンスター+とトクするサポートの加入が必須となっています。まぁ、この辺りは、キャンペーン還元をうけるために、最初だけ対象プランで契約しつつ、特典を受け取ったあとに割安のミニモンスタープランへ変更するなど、賢く利用しても良いかもしれません。
他社からの乗り換えで、iPhoneを検討しているユーザーはぜひ利用していただきたいです。
ソフトバンクの料金プランを理解する
ここまでiPhone本体購入キャンペーンについて確認してきましたが、毎月の基本料金を安く利用することを忘れてはいけません。
毎月1,000円でも安くなれば、2年間で24,000円もお得になります。基本料金を安くすることは、端末割引をフル活用することと同じくらい重要です。
スマホデビュープラン
スマホデビュープランは、現在ガラケーを利用しているソフトバンクユーザー・他社ユーザーがスマホへ切り替えた場合、基本料金980円から利用できるプランです。昔のホワイトプランをリリースした以来の、価格破壊プランです。
ソフトバンクでiPhoneを利用するプランとしては最も安い金額です。しかし、ガラケーかiPhoneに買い替えた場合対象という制限があり、対象ユーザーのみ優遇されるプランです。
ミニモンスター
ミニモンスターの特徴は、毎月のデータ利用量に応じて請求額が確定、変動する料金プランです。使わない月は非常に安くおさまり、利用した月でも一定金額内で請求額がおさまります。
ミニモンスターは4段階のステップで請求額が確定し、1GB未満、2GB未満、5GB未満、50GB未満という段階が設けられています。また、最高段階の50GBを超過すると請求月末まで通信速度が送受信時最大128Kbpsに低速化されます。
具体的な料金は以下の通りです。
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【ミニモンスター・1年目の料金/1年おトク割・おうち割 光セット適用時】
利用容量 | 料金 |
0GB~1GB未満 | 1,980円 |
1GB~2GB未満 | 3,980円 |
2GB~5GB未満 | 5,480円 |
5GB~ | 6,480円 |
【ミニモンスター・2年目以降の料金/1年おトク割・おうち割 光セット適用時】
利用容量 | 料金 |
0GB~1GB未満 | 2,980円 |
1GB~2GB未満 | 4,980円 |
2GB~5GB未満 | 6,480円 |
5GB~ | 7,480円 |
結論から言うと、以下のいずれかに該当するユーザーはウルトラギガモンスター+の方がオトクです。
- 毎月のデータ利用量が必ず2GBを超過するユーザー
- 毎月のデータ量が2GB未満でも、みんな家族割+を3人以上で組めるユーザー
今後、どれくらいデータ通信を利用するか想定したうえで、ミニモンスター/ウルトラギガモンスター+を比較しましょう。
ウルトラギガモンスター+
ウルトラギガモンスター+(プラス)は、毎月のデータ量を50GBまで利用できる上、対象の動画/SNSアプリのデータ通信を消費しないプランです。
対象となるデータ消費カウントフリーのサービスは全13サービスです。しかもユーザーの利用数が非常に多い動画・SNSばかりの非常に魅力的なラインナップ。
データ消費をカウントしない対象サービスは全13サービスは以下の通りです。
Youtube | Abema TV | TVer |
GYAO! | クラシル | Hulu |
スタディサプリ | スタディサプリ ENGLISH | LINE |
TikTok | 以上13サービス |
これまで、毎月のデータ量の残りギガ数を気にしていたユーザーにとっては「データ量を気にする必要がない」ストレスフリーのプランと言えそうです。
基本料金も最安3,480円~利用できる破格のプラン体系です。
【ウルトラギガモンスター+・1年目の料金/1年おトク割・おうち割 光セット・みんな家族割適用時】
内訳 | 料金 |
データプラン50GB+ | 6,500円 |
基本プラン(音声) | 980円 |
1年おトク割(12か月間) | △1,000円 |
おうち割 光セット | △1,000円 |
みんな家族割+(4人以上) | △2,000円 |
合計金額 | 3,480円 |
【ウルトラギガモンスター+・2年目の料金/1年おトク割・おうち割 光セット・みんな家族割適用時】
内訳 | 料金 |
データプラン50GB+ | 6,500円 |
基本プラン(音声) | 980円 |
おうち割 光セット | △1,000円 |
みんな家族割+(4人以上) | △2,000円 |
合計金額 | 4,480円 |
ウルトラギガモンスター+を検討する場合、「みんな家族割+」「おうち割 光セット」の割引が非常に大きく金額差を生みます。
この2つの割引を利用できる場合は、ウルトラギガモンスター+のほうがミニモンスターで2GB以上利用した場合の金額より安くおさまるケースも考えられますので、冷静に計算しながらどちらのプランが良いか選択していきましょう。
電話を多くかけるなら通話オプション
先述のミニモンスター・ウルトラギガモンスター+の料金は、そのプランの中に通話定額などのオプションを含んでおりません。
そのため、通話オプションなしの状態で契約した場合、通話は従量制となり、30秒あたり20円の通話料が発生します。
ほとんど電話をかけない、という人は問題ないと思いますが、それなりにかけるかも、という人や、逆に非常に多く電話はかける、という場合には、二つのオプションが用意されています。
「準定額オプション」は、通話1回あたり5分以内の国内通話が何度でも通話料無料になります。月額料金は500円です。(1回の通話で5分超過した場合は20円/30秒発生します)
「定額オプション」は完全通話定額制で、24時間いつでも国内通話が話し放題となります。月額料金は1,500円です。
利用状況に合わせて選択すると良いです。
基本料金の割引をフル活用する
ここからは、基本料金をお得に利用する為の「割引」について確認します。
みんな家族割+は4人以上で組むとトク
みんな家族割+は、家族のソフトバンク回線数に応じてウルトラギガモンスター+の基本料金が割引されるものです。
スマホデビュープランやミニモンスターは、みんな家族割+の割引はありませんが、申し込み人数カウントは対象となります。ウルトラギガモンスター+を利用する家族がいる場合は確実に申し込みしましょう。
人数 | ウルトラギガモンスター+ |
1人 | △0円 |
2人 | △500円 |
3人 | △1,500円 |
4人以上 | △2,000円 |
家族割プラスの家族の範囲は、「血縁関係」「婚姻」など戸籍上家族とみなされる場合はもとより、「同一住所(別姓可)」に住んでいれば、戸籍上家族でない間柄でもグループを組むことができます。
グループは最大10回線までとされていますが、ドコモやauと比較しても申し込み可能範囲が広い点が優れています。
おうち割 光セット
おうち割 光セットは、ソフトバンク回線と「SoftBank Air」または「SoftBank 光」をセットで契約すると、基本料金が最大、1,000円割引されるものです。
各プランの割引額は以下の通りです。
プラン | 割引額 |
スマホデビュープラン | - |
ミニモンスター | △1,000円 |
ウルトラギガモンスター+ | △1,000円 |
スマホデビュープランは、基本基本料金がすでにお得になっている点を考慮してか、割引対象ではありません。
ミニモンスターとウルトラギガモンスター+は1回線あたり毎月1,000円割引です。家族4回線あれば毎月4,000円。年間で48,000円も割引されます。
おうち割 光セットの家族の考え方は「家族(血縁・婚姻)、または同住所であること」が条件です。
戸籍上の家族の範囲に加えて、同一住所に住んでいる友人、恋人、シェアハウスメイトなどもグループ化できますので、非常に家族の範囲が広いのが特徴です。
もし、他社インターネットを利用している場合は、iPhone購入と同時に「SoftBank Air」または「SoftBank 光」へ切り替えると、毎月の利用料金が格段に安くなります。
ソフトバンク最安基本料金シミュレーション
ソフトバンク最安プランは「ミニモンスター」または「スマホデビュープラン」の2つに絞られます。
2つのプランを最も安い金額で組んだ場合の内訳・合計金額をシミュレーションします。
ミニモンスター | スマホデビュープラン | |
申し込み対象者 | 誰でも申し込み可能 | ガラケーからスマホ購入時のみ申し込み可能 |
基本料金(電話) | 980円 | 980円+500円(準定額オプション) |
基本料金(データ1GB目安) | 3,000円 | 1,500円 |
1年おトク割(12か月) | △1,000円 | △1,000円 |
1GB専用割引 | - | △1,000円(準定額オプション加入が条件) |
みんな家族割+ | - | - |
おうち割 光セット | △1,000円 | - |
合計総額 | 1,980円~ | 980円~ |
ガラケーからiPhoneへ機種変更する場合は、迷わずスマホデビュープランをおすすめします。
それ以外の場合でも、ミニモンスターはおうち割 光セットの割引適用で1,980円から利用することが出来ます。
数年前までの基本料金は同スペックでも4,000円~6,000円だったことを考えれば、格段に安くスマホを利用できるようになりました。
ソフトバンクのiPhone 11を購入した総額シミュレーション
それでは、最後にソフトバンクでiPhone 11(64GB)を分割48回払いで購入した場合でも総額をシミュレーションしてみます。
先程と同じく、ミニモンスターとスマホデビュープランで購入した最安料金は以下の通りです。
ミニモンスター | スマホデビュープラン | |
申し込み対象者 | 誰でも申し込み可能 | ガラケーからスマホ購入時のみ申し込み可能 |
基本料金合計 | 1,980円~ | 980円~ |
消費税(10%) | 198円 | 98円 |
iPhone 11 (64GB)税込み | 1,860円 × 48回 | 1,860円 × 48回 |
合計総額 | 4,038円~ | 2,938円~ |
ソフトバンクでiPhone 11を最安プランで購入した場合、機種代金込みで2,938円から利用できます。
しかし、このiPhoneのプランは毎月1GB以内の利用を想定した金額です。
話が大きく転換しますが、「毎月1GBの利用」と「新聞」を比較すると面白いです。
新聞代の月額料金は3,000円~4,000円程度が相場です。ソフトバンクの最安iPhone1台と変わらない金額です。
新聞1紙あたり約40ページ程度ですから、1か月で約1,200ページ分の情報を読むことが出来る一方、ソフトバンクの1GBならYahoo!トップページ約3,200ページ分の情報を閲覧できます。
新聞代よりもたくさんの事を知ることが出来る上、最新のiPhoneを利用できますので、非常にお得だと考えられます。
さらに、下取りプログラムやトクするサポートなどのキャンペーンを活用すれば、この金額よりもっと安くiPhoneを利用できる点も絶対に意識しておきましょう。
ソフトバンクでiPhoneをお得に購入するコツは、常に最新の情報に敏感であるべきなのかもしれません。