海外にスマホを持っていくときって、渡航先で利用した通信費用がとっても気になりますよね!
海外で使った通信の料金は、日本で契約してる料金プランとは別に、なんと請求されちゃいます。

特に面倒なのが、海外で自動的に通信しちゃった場合ですね。
スマホって実は、全然触ってない時でも、通信してることがあるって知ってました? スマホ内部の情報を新しくするのに、勝手に動いたりしちゃうらしいんですね。
これが海外で起こると超厄介なんです!!

普通は、スマホの設定で、「データローミングをON」ってしてない限り、海外では使えないはずなんですけど、何かの間違いでオンにしちゃったり、元々ONにして利用していたら気づきようがないですもんね。
日本に帰ってきて、請求書を見たら、もうそれはそれは。金額に驚きあきれて笑い出してしまうと思います!
そして確実に、その笑いは数秒で凍りつきます。

目次
海外パケットし放題とは
ソフトバンクの「海外パケットし放題」は海外でもメール、ウェブ、テザリングなどすべてのデータ通信が定額で利用できるサービスです。
本サービスを海外で利用したい場合、ソフトバンクでの申し込みは不要で、スマホ本体設定にてデータローミングをオンにするだけで利用できます。
また、海外パケットし放題は、24時間単位でデータ利用量をカウントし、利用データ量に応じて段階的に金額が変わるプランです。24時間あたりの上限は最大2,980円で利用することが出来ます。
もし、海外旅行で3日間滞在した場合、最大2,980円×3日間で合計8,940円の利用料金が発生します。
まぁ、プライベートの旅行でこれだけの費用がかかると考えたら、「高すぎるよ…」と感じてしまいますよね。お土産がたくさん買えてしまうほどの金額ですから。
少しでも渡航先の費用を抑えたい場合は、海外へ発つ前に、スマホ本体のデータローミング設定を確実にオフにしておき、現地についたら、空港やホテルのフリーWiFiを利用するように心がけておくと良いでしょう。

海外パケットし放題の料金と利用データ量の目安を確認する
それでは、ここから海外パケットし放題の詳細な利用料金とデータ量の詳細について確認します。
まず押さえておきたいポイントとして、海外パケットし放題で利用するデータ量は、国内で契約しているプランのデータ量カウントには含まれません。そのため、完全に切り分けて考える必要があります。
また、海外パケットし放題のデータ量カウントは、日本時間を基準に1日単位で計算されます。
日本時間の0:00~23:59を1日の区切りとし、その時間内に海外で利用したデータ量をカウントします。
渡航先の現地時間で計算されるわけではありませんので、注意しましょう。
日本時間0:00~23:59の間に利用したデータ利用量に応じて、3段階に分けて料金が確定します。
具体的には、0B~990KB未満は使った量に応じて課金、990KB~25MBの間は一律1,980円、25MBを超えたら一律2,980円の料金が発生します。
もし、24時間以内に25MBを超えてもデータ量上限はなく、どれだけ利用しても速度規制はかかりません。一度、25MBを超えたら、日本時間の23:59までは青天井で使い放題です。
つまり、25MBを超えるかどうかが一つの目安となるのですが、それが一体どれくらいの利用量なのか、分かりにくいと思います。
25MBの目安は以下の通りです。
25MBの利用目安 | |
LINE(テキストメッセージのみ) | 約10,000回 |
メール(文字のみ) | 約5,000回 |
メール(写真つき) | 約25回 |
ウェブサイト閲覧 | 約100ページ |
データ通信で音声通話 | 約8分 |
データ通信でビデオ通話 | 約40秒 |
動画閲覧(480p) | 約1分 |
動画閲覧(1080p フルHD) | 約20秒 |
上記の目安は、あくまで1項目で25MB相当です。
例えば、テキストメッセージのLINEを約10,000回で25MB、文字のみのメール約5,000回で25MBというイメージです。もし、上記8項目すべて利用したら200MB分のデータ量を必要とします。
もし25MBを超過しないように調整したいのなら、動画は確実にNGで、その他の利用についても意識して節約しつつ使った方がいいでしょう。
海外パケットし放題対応機種
海外パケットし放題に対応している機種は以下の通りです。
- iPhone
- iPad
- スマートフォン
- タブレット
- ケータイ
- モバイルデータ通信端末
上記のうち、世界対応ケータイに対応している機種全てで利用できます。
現時点で発売されているほとんどの端末は対象です。
古めの機種を利用している場合など、現在利用中の端末が渡航先で利用可能かどうか確実な確認をとりたい場合は、ソフトバンクにて直接確認を取ることをおススメします。
海外パケットし放題のサポートアプリケーションは参考程度で活用
ソフトバンクは、スマホを海外で利用するユーザーのサポートツールとして「ConnectManualApp」というアプリケーションを提供しています。
App StoreやGoogle Play ストアから「海外パケットし放題」と検索し、ダウンロードすることが出来ます。
ダウンロードした後は、携帯電話番号とMy SoftBankのパスワードを入力する初期設定を経て利用開始できます。
このアプリは、現地で定額対象国・地域への設定をサポートし、常に海外パケットし放題が適用されているかどうか確認できるツールです。
このアプリケーションが提供されている背景には、海外で接続設定する方法が以前は手動で切り替える必要があったという事が関係しています。
2018年1月31日以前までは、現地の通信事業者を手動で切り替えなければ海外パケットし放題が適用されないため、本アプリで接続先通信事業者を確認する手段として利用が推奨されていました。
しかし、2018年2月1日以降から、現地の通信事業者は自動で接続してくれるように変わりました。
今でも自動で海外パケットし放題対象の通信事業者へ接続されるため、本アプリを活用するメリットは少なくなりました。
本アプリはあくまで、現地で正しく海外パケットし放題が適用されているか確認するツール、という程度で利用すると良いでしょう。
海外渡航先で通話する料金について

通常、日本国内で通話を利用するときは、発信側(電話をかけた側)に通話料金が発生します。受信側(電話を受ける側)は通話料金は発生しません。
しかし、海外で通話したときの料金は、発信側と受信側それぞれに通話料が発生します。
また、ソフトバンクの定額オプション/準定額オプションの通話定額サービスに加入していても、海外通話は定額対象外となり、通話量に応じて別途請求が加算されますので注意しましょう。
海外で電話を利用する場合、以下のようなパターンで通話料金が異なります。
- 海外で現地の日本ケータイに電話をかける場合
- 海外から日本に電話をかける場合
- 海外Aにいながら、海外Bに電話をかける場合
- 海外から現地の一般電話やケータイに電話をかける場合
- 海外にいるときに電話を着信した場合
上記のパターンそれぞれで、国や地域や通信事業者ごとに通話単価が異なります。
渡航する国や地域に加え、同国内でも接続する通信事業者ごとに通話単価が異なります。
海外渡航前にある程度、通話単価が安い通信事業者を確認しておくことをお勧めします。
米国ならiPhoneユーザー限定で「アメリカ放題」が適用される
渡航先がアメリカで利用機種がiPhoneの場合は、「アメリカ放題」が海外パケットし放題よりも優先的に適用されます。
アメリカ放題は、事前の申し込み不要で通話料とデータ通信量無料で利用できる、めちゃくちゃお得なサービスです。
ただし、アメリカ放題はソフトバンクのiPhoneを利用しているユーザー限定のサービスでなので注意しておきましょう。
また、アメリカの通信事業者「スプリント社」の電波に接続された場合のみ、無料で通信出来ます。
対象地域はアメリカ本土・ハワイ・プエルトリコ・バージン諸島(アメリカ領)です。
※アラスカ州・ミシシッピ州・モンタナ州の一部地域・グアム・サイパンはアメリカ放題対象外です。
アメリカ放題を確実に適用するために、先述の「ConnectManualApp」というアプリケーションを利用して、スプリント社の電波に接続されているか確認しながら利用することをおススメします。
中国で利用する時は通信規制に要注意

先日、私の知人が中国本土にソフトバンク契約のスマホを持ち込んで利用したことがありました。知人の体験談もふまえつつ、中国国内でスマホを利用する際の注意点について確認します。
中国本土では、「グレートファイアウォール(金盾)」という独自の通信規制や監視システムを導入しています。
この規制により、中国国内ではネット上の行動を全て監視されており、批判・誹謗中傷するような発信・発言をした場合、公安当局に罰せられる可能性があります。
もちろん、海外から中国に入った外国人の通信も規制・監視対象となります。
さらに、日本で広く利用されているサービスやアプリも利用できないものがあります。
使えない主なサービスは、Google Map、Gmail、Google検索エンジンなどのGoogleサービス全般に加え、Yahoo!JAPANも一部アクセス出来ません。
また、LINE、Instagram、Facebook、Twitterも全て利用不可です。
かろうじてアプリに通知はくるものの、中国国内ではメッセージの中身が開けない為、緊急時の連絡手段としては利用出来ません。
仕事やプライベートの連絡手段としては、中国で利用が認められている「WeChat(ウィーチャット)」というメッセージアプリなどを代用した方が良いです。(中国では微信(ウェイシン)と呼ばれています)
また、中国国内でWi-Fiを利用したい場合、接続前に初期設定が必要となる点も注意です。
中国国内で、スマホとWi-Fiの接続設定を行うと、すぐにWi-Fiを利用できるわけではなく、利用開通するための初期設定ページが開かれます。
そのページに自身の携帯電話を入力後、SMSで認証コードが届きます。
その後、Wi-Fiの設定ページに届いた認証コードを入力して、ようやく現地でWiFiが利用できるようになります。
この初期設定はWi-Fiに繋いだ状態のままでは設定できず、携帯番号を入力する初期設定ページにはデータローミングでアクセスしなければ設定できません。
つまり、中国でネットを利用したい場合は、海外ローミングが必ず1度は必要となり通信料金が発生する可能性があります。
おまけ:いちろうとりんの会話




フォースには導かれても、りんちゃんには導かれずか・・・。
