今じわじわと人気を集めてきている、ソフトバンク/au/ドコモの3キャリアのネットワークを利用したモバイルWi-Fiルーター・Mugen WiFiをご存知でしょうか?
通信容量無制限で利用でき、月額料金も非常に安く業界最安値水準です。
一時は、モバイルWi-Fiルーターと言えばWiMAX、という時期もありましたが、現在は完全に流れがトリプルネットワーク利用のモバイルWi-Fiルーターに移り変わっています。
そんな注目のモバイルWi-Fiルーター・Mugen WiFiを今回実際に利用してみましたので、それと合わせて詳細内容を徹底的に解説していこうと思います。
目次
- 1 Mugen WiFi・アドバンスプランを契約してみた/「G4」開封
- 2 Mugen WiFi(ムゲンワイファイ)の特徴
- 3 Mugen WiFi(ムゲンワイファイ)の提供機種は2種類
- 4 Mugen WiFi(ムゲンワイファイ)の料金プラン
- 5 MUGEN格安プランとMUGENアドバンスプランの違い
- 6 契約途中で料金プランを変更することはできるのか?
- 7 料金は日割り不可だが「次月利用オプション」がある
- 8 安心全額保証について
- 9 速度制限について
- 10 解約手数料が圧倒的に安く抑えられている
- 11 MUGEN補償オプションについて
- 12 端末が故障した後に交換対応せずに直接解約手続きをした場合どうなるのか?
- 13 契約満了後の通知はくるのか?
- 14 Mugen WiFiは海外でも使える! 世界134か国で利用可能
- 15 ソフトバンクユーザーがMugen WiFiを利用する場合
- 16 ドコモユーザーがMugen WiFiを使う場合
- 17 auユーザーがMugen WiFiを使う場合
Mugen WiFi・アドバンスプランを契約してみた/「G4」開封
実際にMugen WiFiを契約してみました。契約したのはアドバンスプランのため、送られてきた端末はタッチパネルタイプの「G4」です。料金プランや利用端末については後述します。
一見、普通のスマホのように見えます。
重さが188gあるので、ずっしり重みがあります。当然Wi-Fiルーターとしてスマホと一緒に持ち歩く必要があるため、重量は軽いに越したことはありません。もし、タッチパネルによる翻訳機能などG4特有の機能が必要ない場合、格安プランを選ぶと「U2s」が送られてくるため、こちらを選ぶといいでしょう。
U2sの重さは148gなので、G4よりは軽いです。
電源を入れるとこんな感じです。
あくまでWi-Fiルーターとしての機能さえあれば、と考える場合、タッチパネルは基本必要ありませんが、細かい設定を触れる点は嬉しいポイントです。
充電端子はUSB Type-Cです。最近のAndroidスマートフォンを利用している場合は、充電器が共通となるため安心ですが、iPhone利用の場合にはType-C用の充電器を一つ調達する必要があります。
G4にもU2sにも充電器は付属していません。
ちなみに、U2sの場合、充電器は一世代前のAndroidスマートフォンと同じ、Type-B端子の充電器が必要です。
Mugen WiFi(ムゲンワイファイ)の特徴
Mugen WiFiは、株式会社surfaveが提供するモバイルWiFiのサービスです。
Mugen WiFiのサービスの強みは、データ量無制限でインターネットの利用ができること、トリプルキャリア対応だからエリアカバー率が非常に良いこと、他社のモバイルWiFiのと比較して基本料金が安いことの3点です。
毎月のデータ量無制限で利用できるトリプルキャリア対応のモバイルWiFiは、現在では他社サービスでも同様に提供されており、主流となっています。
が、それに加えてMugen WiFiは利用料金が他社サービスと比較してダントツで安い点が大きな強みです。
Mugen WiFiとサービス内容が類似した他社のモバイルWiFiとの料金比較は以下の通りです。
他社モバイルWiFiとMugen WiFiを利用端末「U2s」の最安プランで3年間利用した場合、料金総額118,080円となり、圧倒的に安く運用できることがわかります。
良いサービスを安く使いたいというのは、ユーザー全員の願いです。
Mugen WiFiは、良質なサービスを他社よりも安く利用できる点で非常に優れています。
ここまで安く利用できる理由は、提供元の株式会社surfaveが担当人員の削減・広告宣伝費の削減・紙面を利用しないPDFの契約書送など、できる限りのコストカットをしているため、その分、ユーザーに安く提供できています。
さらにMugen WiFiは、端末はレンタル扱いで無料利用できることと、30日間お試し返金制度があること、契約開始月に翌月利用予約プランが選択できること、解約時手数料が非常に安いことを考えると、契約開始から解約に至るまで金銭的負担を少なく利用できるのも特徴です。
Mugen WiFi(ムゲンワイファイ)の提供機種は2種類
MUGEN WiFiで提供されている端末は、「U2s」というスタンダードモデルと、「G4」という高性能モデルの2つから選択できます。
それぞれ、下り通信速度最大150Mbps・上り通信速度最大50Mbpsという点では同スペックではあるものの、タッチパネルディスプレイの有無、細かい機能面、バッテリー容量、USBの形状などに違いがあります。
以下、端末スペックを一気にまとめます。
端末名 | U2s | G4 |
イメージ | ![]() |
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端末製造元 | uCloudlink | |
カラー | グレー | ブラック |
寸法 | 縦127×横65.7×厚み14.2mm | 縦136×横72.2×厚み12 mm |
ディスプレイ | - | 5.0インチ HDディスプレイ |
重量 | 148g | 188g |
Wi-Fiプロトコル | IEEE802.11b/g/n | |
下り速度 | 最大150Mbps | |
上り速度 | 最大50Mbps | |
周波数バンド (外付けSIMカード含め) |
LTE-FDD Band:1/2/3/4/5/7/8/9/12/13/17/18/19/20/26/28 LTE-TDD Band:34/38/39/40/41(120M) WCDMA Band:1/2/4/5/8 GSM:850/900/1800/1900 MHz |
|
OS | - | Android 7.1 |
バッテリー容量 | 3500mAh | 3900mAh |
連続稼働時間 | 約12時間 | |
CPU | Spreadtrum SC9850K | |
RAM+ROM | 1GB+8GB | |
GPS | - | GPS/AGPS/GLONASS |
対応コネクタ | Micro USB type-B | Type-C |
モバイルバッテリー機能 | なし | あり |
SIMカードスロット | 1:nanoSIM | |
Wi-Fi接続可能台数 | 最大5台 | |
付属品 | 取扱説明書 | 取扱説明書 |
マイクロUSBケーブル | マイクロUSBケーブル TYPE-C | |
SIMピン | SIMピン | |
OTGケーブル | OTGケーブル |
U2sは、競合であるどんなときもWiFiで提供されている「D1」とほぼ同スペックの端末です。ディスプレイ表示はない、シンプルな構造です。
G4は、5.0インチのHDディスプレイを搭載し、データ量管理やGPS機能を用いた地図機能を搭載しており、モバイルチャージャーとして活用できる点で優れています。
どちらの端末が良いか、という点についは実際の利用用途によって異なりますが、通信環境の構築をメインで検討するなら、ディスプレイ非搭載の「U2s」で十分だと考えます。
Mugen WiFi(ムゲンワイファイ)の料金プラン
Mugen WiFiの料金プランは、MUGENアドバンスプランとMUGEN格安プランの2種類あり、選択する端末によって毎月の利用料金が異なります。
選択する端末 | スタンダードモデル「U2s」 | 多機能モデル「G4」 |
プラン名称 | MUGEN格安プラン | MUGENアドバンスプラン |
初回事務手数料 | 3,000円 | |
端末購入費用 | 無料(3年目以降は返却不要) | |
月額料金 | 3,280円(永年) | 3,880円(永年) |
定期契約 | あり(2年契約/自動更新なし) | |
支払い方法 | クレジットカードのみ |
MUGENアドバンスプラン・MUGEN格安プランは、どちらも初月から永年基本料金が変わる事のない料金プランで非常にわかりやすいうえ、他社のWiFiサービスと比較しても毎月の利用料金が非常に安く設定されているプランです。
なお、端末の購入費は無料ですが、2年以内の解約時は端末返却が必須となり、未返却の場合は端末違約金として2年間までの契約月残数×1,600円(税抜)が請求されます。
また、毎月の支払い設定は、クレジットカード払いのみ対応しています。利用できるカードブランドは、 VISA/JCB/MasterCard/AMERICAN EXPRESS/DinersClubの5種類です。
口座振替、デビットカード、プリペイドカード、海外契約のクレジットカードには対応していませんので注意しましょう。
Mugen WiFiの料金体系は、プランを選択するというよりは、端末を選択することで、端末に準じた料金プランが提供されている、と理解するとわかりやすいです。
MUGEN格安プランとMUGENアドバンスプランの違い
Mugen WiFiの料金プランは、割安で利用できる「MUGEN格安プラン」と性能が良い端末を利用できる「MUGENアドバンスプラン」の2種類のうちから、いずれか1つを選択して契約することとなります。
MUGEN格安プランは、契約初月より3,280円(税抜き)で利用できるプランで、利用する端末は「U2s」というディスプレイ無のモデルを利用することができる契約体系です。
一方のMUGENアドバンスプランは、契約初月より3,880円(税抜き)で利用することができます。端末は「G4」というディスプレイがついたモデルです。
双方の料金プランを比較した場合、どういう点に違いがあるのか、非常に気になると思います。
その答えとしては、どちらもデータ量無制限で使い放題であるのは変わらず、唯一、料金プランによって利用できる端末が違います。
え、それだけ? という感じられるかもしれませんが、端末が違うことで使える機能が異なり、これがそのまま料金に反映されています。
具体的には、アドバンスプランで利用できる「G4」では、Google MAP機能、翻訳機能、tripadvisorが利用できる上、モバイルチャージャーとしても活用することができますが、格安プランのU2sではそれらがすべて利用できません。
一般的なモバイルWiFiは複雑な料金プランが提供されていることが多い中、Mugen WiFiの料金プランは使い放題プラン一択で、選択する端末によって料金体系が異なるだけ というわかりやすい料金システムなのはユーザーにとって非常にありがたいところです。
どちらの料金プランを選んだ方が良いか悩む場合、連続稼働時間12時間で、通信速度も下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsというスペックは変わらないのに、40グラム軽量で持ち運びやすく、毎月600円も安いという点から MUGEN格安プランの「U2s」を利用するのがお勧めです。
「U2s」は、モバイルWiFiルーターとして一切無駄がなく、コストパフォーマンスが高い点が魅力です。
契約途中で料金プランを変更することはできるのか?
Mugen WiFiを利用している途中で、良いスペックの端末を利用したい、または料金を安くしたいなどの理由から料金プランと利用端末を別の契約へ変更したい場合があるかもしれません。
Mugen WiFiはこのような場合でもきちんと対応してもらえます。
機種変更と料金プランを変更する場合の費用については、事務手数料3000円+返却手数料1000円の合計4000円で切り替えることが出来ます。
変更手続き申し込み後、すぐに新しい端末が自宅に届きます。届いた配送物の中に返送用伝票が同梱されているので、古い端末は到着から1週間以内に送り返すだけでかんたんに切り替えることが出来ます。
機種と料金プランを切り替えた場合の請求タイミングは、毎月の利用料金は手続きした翌月利用分から変更となり、事務手数料と返却手数料は手続き翌月利用分に合算して請求されます。
ただ、現段階では機種変更や料金プランの受付体制が整っていないこともあり、Mugen WiFi側の担当者も確認を取りながら手続きを進めるようになるため、手続き申し込み時に少々時間を要する可能性もありますが、このあたりは仕方ないでしょう。
料金は日割り不可だが「次月利用オプション」がある
MUGEN WiFiは、契約初月の利用料金が日割りできません。
例えば、月初1日から利用開始したら基本料金は1か月分発生するのは理解できますが、月半ばあるいは月後半から利用開始したとしても基本料金が1か月分発生します。
利用しなかった日数分も月額料金が発生すると、少し損した気持ちになりますよね。
そこで活用したいのが「次月利用オプション」です。
次月利用オプションは、申し込み月の翌月1日より利用できるように調整するオプションのことで、日割り計算不可の初月利用料金を損すること無く、使い始めることができます。
例えば、月末に申し込んで、翌月1日から利用開始できるよう調整しておけば、初月の基本料金を損することがありません。
とはいえ、一刻も早く使いたい。という場合は、日割り計算不可ではあるものの、申し込み後すぐに使い始める事も可能です。
安心全額保証について
MUGEN WiFiは、新規申し込みから30日以内であれば、申し込みキャンセルに応じる「安心全額保証」を独自提供しています。
エリア品質が悪い、思っていた内容と異なるサービスだった、という場合でも対応してもらえる点では、安心して導入を検討できます。
しかし、安心全額保証は適用条件や注意事項が非常に細かく設定されているため注意が必要です。
詳細をまとめます。
適用条件
- フォームからの申込日から30日以内に「安心全額返金保証 希望」の旨と「解約理由」「追跡番号」を問い合わせフォームより連絡すること。
- 返品の「発送日時」が30日以内であること。
例)申し込みが8月1日 PM1:00の場合
○保証対象:8月30日 PM7:00の発送
×保証不可:8月31日 AM7:00の発送 - Mugen WiFiの利用が初めてであること。
- 海外の利用がある場合、渡航先で利用した日数分の利用料金が別途発生します。
- 返却までに50GBを超えるデータ量を利用していた場合、9,000円の解約費用がかかります。さらに端末未返却の場合、翌月〜24ヶ月分×1,600円の費用が発生いたします。
以上①〜⑤の条件を全て満たす場合に限り、安心全額保証が適用されます。
注意事項
- 箱の破損などや説明書の欠品がある場合、追加費用として20,000円(税抜)が発生します。
- 30日以上を過ぎた場合は違約金が発生します。
- 返却処理手数料として1,000円(税抜)発生します。
- 返却時の送料については、ユーザー負担です。
- 縛りなしプランの場合は利用できません。
- 海外渡航先での通信利用がある場合、利用した日数分の料金が別途発生します。
- 50GBを超えるデータ量を利用した場合、9,000円の解約費用に加えて、端末未返却の場合、翌月〜24ヶ月分×1,600円の費用が発生します。
速度制限について
Mugen WiFiは、基本的な利用方法であればデータ量無制限で速度規制がかかることなく、使い続けることが出来ます。
ただし、以下の場合には速度規制および利用停止の措置が取られる場合があります。
国内外の通信会社では、ネットワーク品質の維持および公正な電波利用の観点から、 著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、 該当のお客様に対し通信速度を概ね384Kbpsに制限する場合があります。 また違法ダウンロードなどの不正利用の疑いがある場合、ご利用停止を行う場合があります。
通信速度制限については、あくまで「著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合」のみを対象とし、通信速度が概ね384kbpsに低下します。
実際にどれくらいのデータ利用量で速度規制制限対象となるか、については、公式サイトでも明記されていませんが、実際に利用しているユーザーの声では、ひと月あたり300GB~500GB程度の利用、もしくは、1日あたり8~12GB程度利用すると制限がかけられる可能性がある、という話もありますが、実際のところはわかりません。
ただ、普通に動画視聴やインターネットを利用するくらいで数百GBという数字にはなかなかいかないと思うので、よほど毎日一日中動画を高画質で見ているとか、大容量ダウンロードを四六時中繰り返してる、ということでなければ気にする必要はないと考えていいと思います。
また、「違法ダウンロードなどの不正利用の疑いがある場合、ご利用停止を行う場合があります。」という記載がありますので、当然のことながら、著作権侵害したコンテンツの不正ダウンロードやアップロードはしないようにしましょう。
解約手数料が圧倒的に安く抑えられている
Mugen WiFiの契約期間は2年間の定期契約で提供されています。
2年契約と聞くと、一般的には契約から2年未満で解約すると解約手数料が発生し、更新期間では解約金無料、その後2年契約は自動更新される、という仕組みをイメージしますが、Mugen WiFiの2年契約は一般的な定期契約の仕組みとは少し異なります。
Mugen WiFiは、契約から1年未満の解約時は解約手数料が9,000円発生し、1~2年未満の解約時は解約手数料は5,000円、更新月(契約から25ヶ月目)以降の解約時は解約手数料が不要です。
一般的なモバイルWiFiの契約の仕組みと比較しても、圧倒的に安い解約負担金が設定されていますので、安心です。
ただし、契約から24ヶ月以内に解約する場合、Mugen WiFiの端末を返却しなければなりません。一方、契約から25ヶ月目以降の解約は端末の返却は不要です。
もし、契約から24ヶ月目以内の解約時に端末を返却しない場合、端末違約金として契約月残数×1,600円(税抜)が発生してしまいますので、注意しましょう。
MUGEN補償オプションについて
MUGEN WiFiの製品には1年間の製品保証が無償で提供されています。契約から1年未満であれば、ユーザーの故意ではない端末不調の場合、無償で交換してもらうことが出来ます。
ただし、契約から1年超過した後の端末不調に関しては、補償サービス未加入時20,000円の交換費用を請求されることとなります。なお、補償プラン未加入の状態で新しい端末を再購入する場合、購入費用として20,000円が発生致します。しかも、この費用は分割支払いが出来ません。
このリスクに備えるサービスとして提供されている「MUGEN補償オプション」ですが、毎月500円で加入できます。
加入中に端末が破損・全損・水濡れした場合にいつでも無償で新品端末と交換することが出来ます。ただし、盗難・紛失・バッテリー交換対応時は補償対象外となるため注意しましょう。
加入している期間は永年補償を受けることができる上、トラブル発生時に「新品交換」対応してもらえるのは非常に魅力的です。
しかし、MUGEN補償オプションの厄介な点として、新規契約時にのみ加入でき、途中加入または途中でオプション解約も出来ないという点があります。
さらに、MUGEN補償オプションで補償サービスを受けた後、12か月以内に再度補償を受けたい場合は、1台あたり3,800円の費用が発生します。
端末が故障した後に交換対応せずに直接解約手続きをした場合どうなるのか?
Mugen WiFiを契約した後に、予期せぬトラブルが発生して端末が故障した場合、故障を機に解約を考えてしまうケースがあるかもしれません。
ただ、故障発生時は交換対応による費用が発生してしまうため、故障発生後の解約手続き時に一体どれくらいの負担金が発生するのか気になるところです。
結論としては、故障発生後に故障対応を依頼することなく直接解約手続きを進めた場合、仮に端末が故障していても、欠品なく返却すれば故障時の負担金は発生しません。
例えば、明らかに端末が破損・全損している故障でも、電源が入らないなどの自然故障においても、解約手続きを先に行うなら、端末が故障した事実に対する負担金は発生しません。
ただし、契約から1年未満の解約時は解約手数料が9,000円発生し、1~2年未満の解約時は解約手数料は5,000円、更新月(契約から25ヶ月目)以降の解約時は解約手数料が不要であるため、解約時期によっては解約手数料だけは支払分ければなりません。
また、契約から2年以内の解約の場合は、解約手数料に加えて 契約月残数×1,600円(税抜)も発生してしまいますので、注意しましょう。
つまり、故障発生後に交換対応を依頼せずに直接解約手続きを行う場合は、解約時に発生する費用だけ意識しておけばよく、端末が故障してしまった修繕費は気にする必要はないということです。
契約満了後の通知はくるのか?
Mugen WiFiの契約期間は2年です。
利用開始する最初の月を1ヶ月目として、25ヶ月目(更新月)以降であれば、解約時の必要は発生しません。
例えば、大手通信事業者であれば契約から2年経過したときにメールや文書で通知してくれるところが多いですが、Mugen WiFiから2年経過時の通知や連絡は一切ありません。
サポート体制を最小限に抑えることで事業コストを下げ、それをサービス利用料金に充当して、ユーザーは安い料金プランで利用できる仕組みなので、このあたりは仕方がないかもしれませんね。
とはいっても、Mugen WiFi契約時に送付される書面にはきちんと更新月の記載があり、「更新月〇〇年〇〇月」と明記されています。この書類は大切に保管し、2年契約の満了時期を忘れないように意識しておきましょう。
Mugen WiFiは海外でも使える! 世界134か国で利用可能
MUGEN WiFiは世界134の国や地域で利用可能です。
1日あたり1,200円または1,600円で1GB利用できる仕組みです。1GBを超過しても通信速度384kbpsで利用できるので、LINEなどメッセージアプリの利用であれば十分な速度で、問題なく利用できます。
アジア、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアの主要地域では1日あたり1,200円、中東、アフリカ、南米の主要地域では1日あたり1,600円で利用できます。
海外渡航時は、海外オプションなどの申し込み手続きは不要で、現地についたら電源を入れるだけで利用可能です。
なお、渡航時に利用しない日があれば、電源をオフにしておくだけで課金される心配もありません。
ただし、請求のカウントはどの国においても日本時間でカウントされるので、注意しておきましょう。
ソフトバンクユーザーがMugen WiFiを利用する場合
ソフトバンクユーザーが新たにインターネットに加入しようと考える場合、一般的に「ソフトバンク光」や「ソフトバンクエアー」の2種類のサービスが一番の候補になるはずです。
これらのインターネットサービスは、ソフトバンクのスマホとセットで契約すると「おうち割 光セット」が適用され、スマホの通信料金が割引されます。
1回線当たり1,000円が毎月割引され、しかも1つのインターネットでソフトバンクを利用している家族全員が割引されるので、かなりお得なのは言うまでもありません。
ただ、ソフトバンク光やソフトバンクエアーが唯一抱える弱点として、外で利用することが出来ない、という点が挙げられます。宅内でしかインターネットを利用できません。ソフトバンクエアーは一見持ち運びできそうな気もしますが、持ち運び不可のサービスです。
つまり、ソフトバンク光とソフトバンクエアーは、いくら「おうち割 光セット」を適用して安く使えるといっても、外出先でたくさんインターネットを利用するユーザーにとっては、価値を感じにくいインターネットサービスなのです。
それに対してMugen WiFiは、屋外でたくさんインターネットを利用するユーザーにとって、非常に使い勝手がいい、新しい価値をもたらすサービスです。
ソフトバンクにはウルトラギガモンスター+があるからMugen WiFiは必要ない?
ソフトバンクには「ウルトラギガモンスター+」という大容量通信可能な料金プランがあります。ウルトラギガモンスター+は、毎月50GB利用できることに加え、対象14サービスの利用がデータ量カウントフリーで利用できる料金プランです。
そのため、対象14サービスを主に利用するユーザーであれば、わざわざMugen WiFiを利用する必要はなく、ウルトラギガモンスター+のプランを契約して利用するだけで十分、ということもできます。
しかし、外出先でパソコン作業する方、持ち運び型のゲームを外で楽しむ方や子供たち、ソフトバンク光の提供エリア外にお住まいの方など、このような方々はソフトバンクスマホを利用していたとしてもMugen WFiを利用する価値は大いにあります。
何故ならMugen WiFiは、ソフトバンクの持つそれぞれのサービスの弱点を補完してくれるため、です。
ソフトバンクの弱点をMugen WiFiで補う
それでは、ここからソフトバンクで提供する「ソフトバンク光」「ソフトバンクエアー」「ウルトラギガモンスター+」が抱える弱点をMugen WiFiだとどのように補えるのか、という点についてご紹介します。
ソフトバンク光の弱点を補う
ソフトバンク光は、宅内に光回線を引き込んで利用できる固定回線サービスです。
しかしながら、光回線の提供エリアではない地域も一部では存在し、利用したくても利用できない方も中にはいらっしゃいます。
その点、Mugen WiFiはドコモ・au・ソフトバンクのトリプルキャリアの電波の中から最適な電波をチョイスして接続する仕組みです。
つまり、3キャリアのうちどれかの通信が繋がる場所であれば、日本中どこでも利用できる強みがあります。光回線提供エリアよりも、圧倒的に広い範囲で利用できる点で非常に優れています。
また、ソフトバンク光はやや料金が割高です。
ソフトバンク光は、宅内に光回線を引き込むための工事が必要です。設置環境によって異なりますが、初期利用時は数千円~数万円単位の工事費が必要です。
また、ソフトバンク光の月額利用料金は、集合住宅向けで最安3,800円~、戸建て向けでは4,700円~利用できます。
ただし、おうち割 光セットでソフトバンクのスマホに割引適用するためには、この基本料金に加えて、光BBユニットレンタルやWiFiマルチパックおよび光電話の契約などに加入しなければなりません。
つまり、基本料金に加えて、オプション加入料金が別途必要となるため、合計金額はやや割高となるわけです。
一方、Mugen WiFiはMUGEN格安プランだと3,280円、MUGENアドバンスプランだと3,880円で利用できます。その以外に必要とすれば、毎月500円~のMUGEN補償オプションに加入する程度で、オプション加入は任意です。
とすれば、ソフトバンク光とMugen WiFiで実際に必要な毎月のランニングコストは、住まい環境や契約内容によって多少異なるものの、毎月1,000円~2,000円ほどMugen WiFiの方が安く利用できる場合があります。
ソフトバンクエアーの弱点を補う
ソフトバンクエアーは、工事不要で宅内であればコンセントに繋いですぐにインターネットを利用できるサービスです。ソフトバンクの電波を端末で受け取り、宅内のインターネットを提供する仕組みなのですが、指定された住所でしか利用できないのが弱点です。
私自身、実際にソフトバンクエアーを契約して利用しており、誤って指定住所以外の場所にソフトバンクエアーを持ち出して利用してしまったことでソフトバンクから警告を出されたことがありました。→「ソフトバンクエアーを契約住所以外で使ったら恐怖のSMSが送られてきた!」
ソフトバンクエアーは指定住所以外で利用していると、場合によっては強制的に解約されてしまうリスクがあります。
一方、Mugen WiFiは、屋内・屋外問わずどこでも利用出来ます。
また、ソフトバンクエアーとは異なり、大手3キャリアのうちから最適な電波を端末で受け取って周囲にインターネットを提供する仕組みですから、ソフトバンクの電波が届きづらい場所でも安定した通信品質で利用できる点において非常に優秀です。
また、ソフトバンクエアーの口コミや評判を見ると、「通信速度が遅い。」という評価もあります。実際に私自身のソフトバンクエアーで試したところ、夜間・深夜帯の通信速度がやはり遅くなる傾向にありました。
ただ、Mugen WiFiで同じ時間帯の通信速度を比較してみると、ソフトバンクエアーよりも安定した高速通信で利用することが出来ました。
ウェブ閲覧、高画質YouTubeの視聴も問題なく利用できます。
ウルトラギガモンスター+の弱点を補う
ウルトラギガモンスター+は、毎月50GBに加えて、指定の14サービスがデータカウントフリーで利用できるスマホ向け料金プランです。
例えば、YouTubeやTVerなど、動画サービスをよくするユーザーにとってデータ量を気にすることなく思いっきり利用できるサービスです。
ただ、動画コンテンツを長時間視聴していると、スマホのバッテリーがどんどんなくなっていく問題に必ず衝突します。これに加えてテザリング機能を使おうものなら、もはや耐えられません。
また、指定サービス以外の動画コンテンツを楽しむには、50GBでは足りない。という方もいらっしゃるかもしれません。
このような問題を一気に解決するのが、Mugen WiFiです。
Mugen WiFiのMUGENアドバンスプランで提供される端末「G4」は、どんなコンテンツをどれだけ視聴してもデータ量無制限で利用できるのに加え、モバイルバッテリー機能も搭載しています。
例えば、外出先でどのようなコンテンツでも無制限で楽しめる上、万が一スマホの電池残量がなくなった時にも、ルーターをモバイルチャージャーとして代用できます。
スマホ、パソコン、ゲーム機など複数の端末でデータ通信を利用したい場合も、1台で最大5台まで同時接続できるのはありがたい点です。
ドコモユーザーがMugen WiFiを使う場合
現在ドコモのスマホを利用しているユーザーでMugen WiFiの導入を検討している場合、セット割の恩恵が大きいドコモ光とMugen WiFiの違いなど、非常に気になるところではないでしょうか。
ここからは、ドコモユーザーがMugen WiFiを利用した場合の料金比較や、メリット・デメリットについてご紹介します。
ドコモ光とMugen WiFiの料金比較
ドコモ光戸建て向けプランは毎月5,200円(Aタイプ)/5,400円(Bタイプ)のいずれかで、マンションタイプだと毎月4,000円(Aタイプ)/4,200円(Bタイプ)のいずれかを選択できます。
Mugen WiFiの場合は、3,280円(MUGEN格安プラン)/3,880円(MUGENアドバンスプラン)のいずれかを選択することとなります。
もし、ドコモ光で最安なマンションAタイプ(4,000円)を選択しても、MUGEN WiFiで優勢なアドバンスプラン(3,880円)のほうが、毎月の料金が安いのは一目瞭然です。
よって、基本料金のみ着目して金額を比較すれば、Mugen WiFiのほうが有利です。
しかし、ドコモ光はドコモのスマホとセットで契約すると、ドコモ光セット割の適用で毎月のスマホ側の基本料金が割引されますので、ドコモユーザーはドコモ光の契約よりもMugen WiFiに切り替えた方が絶対に安くなるとは言い切れません。
ドコモ光とMugen WiFiの通信速度を比較
ドコモ光とMugen WiFiを比較する際、料金のほかにも実際の通信速度は気になるところです。
ドコモ光はエリアによって下り通信速度最大1Gbpsで利用できます。一方、Mugen WiFiは下り通信速度最大150Mbpsです。これはあくまで理論値なので、利用環境により大きく変動することがあります。
実際に私がMugen WiFiを利用していた感触として、スマホで利用するLTEデータ通信の通信速度とMugen WiFiの通信速度に大差はないように感じています。
オンラインゲームやYouTubeへの動画アップロードなど、特に通信速度が必要な作業を行う場合は別として、それ以外の利用であればMugen WiFiの通信速度で十分満足に利用できそうです。
とはいえ、ドコモ光と比較すると、やはり顕著な差があります。速度は完全にドコモ光に軍配が上がりそうです。
ドコモ光セット割よりMugen WiFiのほうが安くなるユーザー層
ドコモ光は、ドコモのスマホとセットで契約することで毎月のスマホ料金が割引される仕組みです。
ドコモのスマホとドコモ光をセット契約している方は、ドコモ光セット割にメリットを感じて契約している方が大半ではないでしょうか。
また、現在ドコモ光を契約しておらず、今後導入を検討しているユーザーも、ドコモ光セット割のメリットを考えて他サービスとの違いを確認しておきたいところです。
ドコモ光は屋内で利用する固定通信サービスなのに対し、Mugen WiFiは内外問わずどこでも利用できる点で優れています。
つまり、外出先でたくさんデータ通信を利用する傾向があるユーザーにとっては、Mugen WiFiを利用した方がコストパフォーマンスが良いです。
ドコモで提供中のギガホとギガライトとドコモ光セット割の金額は以下通りです。
基本料金 | ドコモ光セット割 | 割引適用後 | |
ギガホ | 6,980円 | △1,000円 | 5,980円 |
ギガライト(~7GB) | 5,980円 | △1,000円 | 4,980円 |
ギガライト(~5GB) | 4,980円 | △1,000円 | 3,980円 |
ギガライト(~3GB) | 3,980円 | △500円 | 3,480円 |
ギガライト(~1GB) | 2,980円 | なし | 2,980円 |
ドコモスマホの料金、ドコモ光、ドコモ光セット割、Mugen WiFiの料金を比較しようとすると、いくつか足し算と引き算を考えなければなりません。
結論からお伝えすると、ドコモを家族で複数回線利用しているユーザーは、ドコモ光の方が料金コストは安くなります。
ドコモ光のセット割はファミリーグループ内最大20回線まで適用することが出来、なおかつ離れて暮らす家族でも3親等までであれば割引可能です。
ただ、ドコモユーザーの家族がいないまたはファミリー割引グループを形成していないユーザーで、戸建てにお住まいのギガホ・ギガライトユーザーなら、ドコモ光よりもMugen WiFiのほうが料金総額は確実に安くなります。
ドコモ光の戸建て向けプランは安いタイプAで毎月5,200円です。そこからドコモ光セット割が1回線につき0円~1,000円加味されて、実質毎月5,200円から安くても4,200円となります。
それと比べれば、Mugen WiFiの基本料金は3,280円(MUGEN格安プラン)/3,880円(MUGENアドバンスプラン)のいずれかですから、ドコモユーザー1回線あたりで考えるとMugen WiFiが確実に安いことがわかります。
また、マンションにお住まいのギガライトユーザーで1GB未満の超ライトユーザーも、ドコモ光よりMugen WiFiのほうが料金総額が安いです。
ドコモ光のマンション向けプランは最安タイプAで毎月4,000円です。が、ドコモ光セット割はギガライトで1GB未満の利用の場合だと割引がありません。とすれば、Mugen WiFiの3,280円(MUGEN格安プラン)/3,880円(MUGENアドバンスプラン)のいずれかを選択した方が、料金総額が数百円程度ですが、安く利用できます。
ギガホユーザーがMugen WiFiを使うと生まれる2つの価値
なお、ドコモのギガホは直近のキャンペーン以降、通常時の30GBから、毎月60GB利用できるようになりました。
ギガホ愛用者は、WiFi環境外のデータ利用量が非常に多いと思いますが、とはいっても毎月60GBを超過すると速度規制がかかります。
もうひとつ不便な点として、データ通信をたくさん利用すると「電池が減りが早い」です。
大量のデータ通信を行うと、スマホが最寄りの電波を一生懸命さがすため、待機中よりも圧倒的に消耗が早くなります。
この問題を解消してくれるのがMugen WiFiの「G4(MUGENアドバンスプラン)」です。
万が一ギガホの60GBを超過した場合は、モバイルWiFiとしてデータ量を補てんできます。また、スマホの電池残量が不足した場合に、Mugen WiFiの「G4(アドバンスプラン)」では、モバイルバッテリーとして電池供給を賄えるという点で新しい価値が生まれます。
それでいて、戸建て向けタイプにお住いの方であれば、ドコモ光より安く利用できるので一石三鳥です。
以上、新しい価値が生まれる点から、ドコモのギガホユーザーでMugen WiFiを利用するなら「G4(MUGENアドバンスプラン)」をぜひおすすめします。→MUGEN Wi-Fi
ギガライトユーザーがMugen WiFiを利用する価値
ドコモのギガライトを契約しているユーザーの多くは、とにかく通信料を安く下げたいと考えて契約している方が多いと思います。
ただ、ギガライトは利用したデータ量に応じて料金が確定する段階プランですから、自宅でWiFi環境があるにしても屋外では無意識のうちにデータ利用を我慢しているかもしれません。
Mugen WiFiは、屋内・屋外問わず大手3キャリアの電波が入るエリアであればどこでも利用できます。
現在、自宅にドコモ光を利用していてドコモ光セット割を適用中の方は、Mugen WiFiに切り替えることで多少料金総額がアップする場合があるかもしれません。
しかし、外出先のデータ通信利用を我慢する必要がなくなるという新しい価値を生み出します。
ドコモ光 vs MUGEN WiFiのメリット・デメリットまとめ
それでは最後に、ドコモ光とMugen WiFiのメリットとデメリットをまとめます。
ドコモ光 | |
メリット | デメリット |
|
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VS
Mugen WiFi | |
メリット | デメリット |
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ドコモ光とMugen WiFiのメリットとデメリットを比較すると、屋外でどの程度データ通信を利用したいか、現状のデータ通信環境に不満がないかという点にしぼって、どちらのネット環境を利用するか選ぶと良いでしょう。
データ量無制限プランのモバイルWiFiはドコモでは提供されていないため、ドコモユーザーは、Mugen WiFiを利用することで、通信環境を広げる選択肢がぐんと増えるのはありがたいところです。
auユーザーがMugen WiFiを使う場合
auでは、ドコモ・ソフトバンクと比べてスマホ料金プランやインターネット契約の選択肢が幅広く提供されているのが特徴です。
auスマートバリュー対象のauひかりやWiMAXはもちろんのこと、auスマホならauデータMAXプランPro、auデータMAXプランNetflixパックを選択できる点が特徴です。
先に申し上げますが、auユーザーの場合はMugen WiFiよりも、持ち運びできるWi-MAXや無制限スマホプランがある点で優れており、家計全体に占める通信費合計でみると、auに関連サービスでまとめて利用した方がオトクになるケースが多いです。
それなら、わざわざ本記事で内容を確認する必要ないのではないか、というご意見もあるかもしれませんが、ある特定の点においてMugen WiFiが有利な点があるのでご紹介します。
auユーザーがMugen WiFiを利用するメリット
auユーザーがKDDI指定のインターネットを利用すると、auスマートバリューによるセット割引で安く利用できるのは多くの方がご存知かと思います。
ただ、auスマートバリューに対応できる指定インターネットの中で、WiMAXのモバイルWiFiは割引対象外となっているのはあまり知られていません。
Mugen WiFiはトリプルキャリア対応なので幅広く利用でき、毎月のデータ量無制限で利用できるのが特徴ですが、一方のWiMAXでは対応エリアが限られており、一部プランはデータ量無制限とは言い切れない仕組みが存在します。
例えば、WiMAXエリアとauの4Gエリアを併せて利用できるハイスピードプラスエリア内の利用は月間7GBまでと少なく、超過後は128kbpsに制限されてしまいます。
なお、WiMAXのモバイルルータープランは、通常料金4,292円の基本料金です。これに、ハイスピードプラスエリアで利用するオプション料1,005円に加入すると合計5,297円となります。
しかしWiMAXは、豊富な機種ラインナップで料金プランを選択できる反面、サービスが複雑がゆえに分かりづらいのが難点です。
auユーザーがMugen WiFiを利用するメリットとして、料金プランがシンプルで分かりやすい事、トリプルキャリア対応でエリアカバー率が高い点、どのプランでもデータ量無制限で使い放題、という点が挙げられます。
auデータ量無制限プランには敵わない。が…
auスマホならインターネット契約がなくても、プランを切り替えることでデータ量無制限で利用できるからそれで十分、と考えるユーザーもいらっしゃるかもしれません。
特段、WiFi環境を必要としていなければまさにその通りで、auひかりやWiMAXをはじめ、Mugen WiFiも導入する必要はないかもしれません。
auでは「auデータMAXプランPro」「auデータMAXプランNetflixパック」の2種類のプランでデータ量無制限で利用することができます。
特にauデータMAXプランProは、2020年2月1日以降、これまでの料金より1,500円値下げし、2年契約N適用時の基本料金7,480円で利用できます。
これだけ安い料金でスマホが無制限で使えるとなれば、インターネットを新たに契約するよりも、プランを変更した方が割安だ。という考えは納得できます。
しかし、auスマホ以外のパソコン、ゲーム機、家電にインターネットを繋いで利用している場合はそうはいきません。
auスマホをデータ量無制限プランで契約しても、テザリングやデータシェア利用には一定のギガ数制限が設けられており、auデータMAXプランProだと30GBまで、auデータMAXプランNetflixパックではたった2GBまでしか利用することが出来ません。
データ使用全体がスマホのみである場合は別として、パソコン、ゲーム機、家電などでもインターネットを利用する場合は、やはりMugen WiFiが便利です。
ちなみに、Mugen WiFiは最大5台まで同時接続が可能です。