現在利用中のSoftBank 光を引っ越しに伴い新居へ移したい場合は、「移転手続き」が必要です。
また、移転手続きを進めるためには、引っ越し先で新規契約時と同じような「工事」が必要です。
そのため、引っ越しが集中する毎年2~4月の期間は、工事業者の手配が間に合わず、新居でインターネットが利用できない期間が生じてしまうという可能性もあります。
SoftBank 光をご利用されている方は、引っ越し先が決まったらすぐに。移転手続きを開始するようにしましょう。
本記事では、SoftBank 光移転手続きの申し込み手順や費用について解説します。
目次
SoftBank 光の移転手続きはどこで申し込めるか?
引っ越しの際のSoftBank 光・移転手続きは、My SoftBank(WEB)、ソフトバンクショップ、SoftBank 光 サポートセンターのいずれかで申し込むことが可能です。
引っ越し準備は、本当にやるべきことが多くて忙しいですよね。そんな忙しい中、ソフトバンク光の移転手続きに時間を割くのは一苦労だと思います。
そのため、できるだけ効率よく、SoftBank 光の移転手続きを進めるために、とにかく待ち時間のないMy SoftBank(WEB)での手続きをおすすめします。
電話で手続きをされたい場合は、なかなかつながらない可能性もありますが、光サポートセンター(186+0800-111-2009)へ電話をするとオペレーターと会話をしながら手続きを完結出来ます。
ちなみに、以下の場合は、WEBとソフトバンクショップでは手続きできません。光サポートセンターにて直接手続きを行いましょう。
- NTT東日本エリアとNTT西日本エリアをまたいで引っ越しをする場合
- ホワイト光電話と光電話(N)を両方利用中の場合
NTT東西エリアについては、下記の公式リンクからご確認ください。
SoftBank 光の移転手続きの流れ
引っ越しに伴うインターネットの移転手続きを経験されたことがない方は、どんな流れで手続きを進めれば良いのかイメージが湧きにくいと思います。
ここからは、SoftBank 光の移転手続きの流れを確認していきます。
引っ越し予定日1~2か月前に申し込む
SoftBank 光を引っ越し先の新居で利用したい場合、引っ越し予定日の1~2か月前に申し込んでおく方が良いです。
もちろん、場合によってはかなりギリギリに引っ越しが決まるケースもあると思いますが、それはそれでどうしようもないので、その場合には「できる限り早く」ということになります。
手続きする場所は、先述の通りMy SoftBank(WEB)、ソフトバンクショップ、SoftBank 光 サポートセンターのいずれかで申し込むことが可能です。
もし、電話やショップ店頭で手続きする場合は、「引っ越しするので、現在契約中のSoftBank 光の移転手続きをお願いします。」と伝えると、スムーズに意思が伝わり、行き違いを防ぐ事が出来ます。
ちなみに、毎年2月~4月は、引っ越し需要の高まりで全受付チャネルが大変混雑します。
移転手続きを申し込もうにも、ショップも多くのユーザーで混み合い、光サポートセンターへ電話が繋がりづらくなり、工事業者も希望の日時で予約がとれない可能性があります。
2月~4月の時期の移転手続きは、できる限りWEBにて申し込んだ方が確実に早いです。
なお、移転先の配線状況によっては、通常よりも長く日にちがかかる場合があります。
(例:NTT東西にエリア登録されていない場合、マンションなどの集合住宅に集約設備が導入されていない場合など)
もし、新居での移転工事が遅れてしまうと、移転元の利用終了日から移転先の工事完了までの期間、インターネットが使えなくなる期間が生まれてしまいます。
インターネットが使えない期間は、スマホの限られたデータ量で、ギガ数を耐えしのぐほかありませんし、パソコン等はテザリングを利用していない限りしばらくの間完全に使えなくなってしまいます。
新居の住所が決まったら、真っ先にソフトバンクへ移転手続きを申し込みましょう。
また、移転工事後の設定全般は、ユーザー自身で行わなければなりません。
初期設定を自身で行うことが難しい場合、工事日当日に専門スタッフが自宅に訪問して初期設定を行ってくれる「光セットアップサポート」というサービスがあります。
別途費用が発生してでも初期設定は専門スタッフに依頼したい!という場合は、移転手続きと同時に光セットアップサポートも申し込んでおくと良いでしょう。
工事の確定連絡(引っ越し1週間~3日前)
SoftBank 光の移転手続き後、工事確定連絡が工事予定日の1週間~3日前にSMSまたは書面で届きます。
ここで、移転先の工事でユーザーの立ち合いが必要かどうかも連絡があります。
新居の設備や配線環境により、工事業者が宅内に入って工事する場合は立ち合いが必要となります。
一方、設備や配線がすでに整っている環境であれば、工事業者は宅内に入らず、光センター遠隔で工事をすすめることとなります。
工事当日
移転工事当日は、工事の立ち合い有無によって流れが変わります。
工事の立ち合いが必要な場合は、あらかじめ指定された時間に工事業者が宅内に入り、配線工事を行います。
工事に要する時間は、1~2時間程度が目安ですが、建物の配線環境によっては、それ以上に時間がかかる場合もあります。
もし、工事の立ち合いが不要の場合は、光センターが遠隔で切り替え工事を行い、指定の時間以降に接続設定を行えば、すぐにインターネットが使えるようになります。
接続設定はユーザー自身で
移転工事が終わった後、インターネットの初期通信による開通及び接続設定は、ユーザー自身で行う必要があります。
端末の接続設定を自身で行うのが難しい場合、ソフトバンクの「光セットアップサポート」というサービスを活用すれば、専門スタッフが自宅に訪問して初期設定を全て行ってくれます。
光セットアップサポートの設定可能範囲は上の図の1~8のすべてです。
このサービスは、依頼料として9,000円が必要で、支払い方法は一括払いまたは分割払いは24回、36回、48回、60回のいずれかを選択できます。ただし、Web経由で申し込む場合の分割払いは24回のみ選択可能です。
初期設定に9,000円の費用をかけるのはもったいない!と感じる方もいらっしゃるかもしれません。たしかに自身で初期設定を滞りなく進められる場合は、依頼する必要性はありません。
ただし、忙しくて初期設定する時間がない、または初期設定は難しくて専門業者に依頼した方が安心できる、とお考えの場合は活用すると良いでしょう。
NTTのロゴが入った機器を返却する
移転工事と、初期設定が終わった後に忘れてはいけないのが前住所で利用していたNTTロゴが入った機器を返送することです。
このNTTロゴが入った機器はONUと呼ばれるもので、光配線の通信形態によって黒色もしくは白色のものがあります。
移転工事を行う際、NTTロゴは新しいものを利用するため、前住所で利用していた機器は利用用途がありません。
ソフトバンクで移転手続きを申し込んだ後、引っ越し前の住所に返送キットが送られます。この返送キットに入れて、返送しましょう。
ONUは、回収した後、適正に処理・分解され再利用されます。限られた資源を有効活用することに繋がりますので、速やかに返送しておきたいところです。
引っ越し時の基本料金は日割り計算
SoftBank 光の移転手続き最中の基本料金は、移転元の利用終了日および、引っ越し先の利用開始日で日割り計算されます。
移転元の利用終了日から引っ越し先利用開始日の間は、基本料金は一切発生しない上、きれいに日割り計算されますので、心配はいりません。
ちなみに、開通工事を終えた後、接続設定をしない限りスマホやパソコンでインターネットは利用できないわけですが、ソフトバンクでは開通工事完了=利用可能状態という認識なので、例え周辺機器の接続設定を完了していない状況でも、開通工事さえ終わっていれば、利用料金が発生します。
つまり、移転先の工事完了日以降、基本料金課金が再開されます。
接続設定を後回しにしていると、使えない状況でも、基本料金が発生してしまいます。工事が完了したら、即日、接続設定を済ませて、インターネットを活用しましょう。
SoftBank 光の引っ越し時の工事費用について
SoftBank 光移転に伴う基本的な工事費用は以下の通りです。
派遣工事あり(既設設備なし・光コンセントなし) | 派遣工事あり(既設設備あり・光コンセントあり) | 派遣工事なし | |
引っ越し工事費 | 24,000円 | 9,600円 | 2,000円 |
図に記載の工事費は、あくまで開通に関わる基本工事の料金です。
その他工事が発生した場合は金額が変わる場合があります。
例えば、東日本エリアから西日本エリア間の移転は上記工事費に加えて3,000円必要です。
また、光電話を利用している場合は最大3,500円が追加となり、ソフトバンク光テレビ利用中であれば1台で12,000円の工事費が別途発生します。
なお、土日祝日の工事は、前述の工事費に加えて土日祝日工事費が3,000円加算されます。
明確な工事費については、工事日当日にどの程度の工事を行ったかという内容により、決定されます。
SoftBank 光 お引越し工事無料無料キャンペーンについて
SoftBank 光 お引越し工事無料キャンペーンは、引っ越しに伴いSoftBank 光の移転手続きを申し込み、引っ越し手続き日から引っ越し先の工事完了日が90日以内(申込後に移転工事日が変更になった場合は最大180日以内)に工事が完了すれば、移転工事の基本工事費が無料となるキャンペーンです。
最大24,000円分の移転工事費が無料になるのは、非常に大きな特典です。
本キャンペーンは、2018年1月10日より提供開始されており終了予定日は未定ですが、予告なく終了してしまう可能性もあります。
キャンペーン適用可否については、SoftBank 光の移転手続き申し込み時に、確認しておきましょう。
引っ越しに伴う工事費の支払い方法について
SoftBank 光の引っ越し手続きに伴う工事費は、一括または分割払い(24回、36回、48回、60回)のいずれかを選択することが出来ます。ちなみに、どちらの方法でも総支払額は同額です。
支払い方法を選択した工事費は、工事完了月以降のソフトバンク光の利用料金と一緒に請求されます。
一般的に引っ越しする月の前後は、インターネット以外にも何かと費用がかかってしまうものです。
支払いに無理がないよう、家計を考慮し、選択すると良いでしょう。
集合住宅へ引っ越しても戸建て向けプランとなる場合がある
集合住宅から集合住宅へ移転手続きする場合、気を付けておきたいポイントがあります。
それは、移転先でマンションプランが提供できず、集合住宅に住んでいるのにファミリープランへ変更となる可能性があるという点です。
こうなると、集合住宅に住んでいるにも関わらず、配線設備の環境によっては、割高のファミリープランで提供されると毎月の基本料金が1,400円(2年契約プランの場合)ほど上がってしまうわけです。
この問題は、NTTの光提供エリアによってパターンが異なりますが、引っ越し先の集合住宅に光配線が提供されていない場合、本来は集合住宅大本に光回線の根幹となる集約設備を導入するか、自宅の部屋内に外部から直接光回線を引き込むか、という選択肢が出てきます。
集合住宅に大本の集約設備を導入する為には、集合住宅の管理人の許可が必要となり、費用や手間がかかることから、設備導入できないケースがあります。
もし集合住宅に集約設備を導入できない場合、SoftBank 光の回線を住宅付近の電柱から、直接部屋内に引きこむ必要があります。
このようなケースの場合、SoftBank 光の利用プランは「集合住宅向けプラン」ではなく、「戸建て向けプラン」となってしまいます。
築年数が新しい物件では、ほとんど光回線をマンションプランで利用できますが、提供エリア、オーナーの方針、建物環境によって一概には言えません。
集合住宅に住んでいながら、戸建て向けプランになってしまって月々のコストが上がってしまうのは困る。という場合には、ソフトバンクではSoftBank Airという選択肢もあります。
SoftBank Airは、毎月の利用料金を最安3,880円~お得に利用できるのが魅力的です。