ソフトバンクが提供しているウルトラギガモンスター+(プラス)は、毎月のデータ量を50GBまで利用できる上、対象の動画/SNSアプリのデータ通信を消費しないプランです。
対象となるデータ消費カウントフリーのサービスは全14サービスで、しかもユーザーの利用数が非常に多い動画・SNSばかりの非常に魅力的なラインナップが揃っています。
これまで、毎月のデータ量の残りギガ数が常に気になっていた人も、データ量を気にする必要が一切ありません。ストレスフリーの料金プランです。
基本料金も最安3,480円から利用することが可能です。

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目次
ソフトバンクのウルトラギガモンスター+(プラス)
ソフトバンクのウルトラギガモンスター+を理解するためには、「データ容量50GB/対象サービスなら動画SNS放題」と「通話料話した分だけお支払い」の2点をまずは押さえておくとわかりやすいです。
データ容量をとにかく潤沢に使え、なおかつ電話は話した分。非常にシンプルです。
少しややこしいのは料金部分ですが、基本は「データプラン50GB+:6,500円」と「基本プラン(音声):980円」の合計で、7,480円となります。
ここから、1年おトク割、みんな家族割+(4人)、おうち割光セットがそれぞれ適用されると、合計で4,000円が割引されるため、残る月額料金は3,480円となります。
そしてこれが、月あたりの最安値です。2年目以降は、1年おトク割がなくなるので1,000円上がり、月額4,480円となります。
ちなみに、音声通話のオプションを選択すると、別途追加料金がかかります。
・準定額オプション:500円/月・・・1回5分以内の国内通話が何度でも通話料無料でかけられる
・定額オプション:1,500円/月・・・24時間いつでも国内通話がし放題
ウルトラギガモンスター+(プラス)は、2年契約も縛りもないから解約金もなし!
ウルトラギガモンスター+は、2019年9月13日以降、大きく内容が変わりました。
その中で特に新しくなったウルトラギガモンスター+で注目したいのが、それまで存在していた2年契約がなくなり、解約した際の解約金もなくなった、という点です。
そのため、現在のウルトラギガモンスター+では、いつ解約をしても解約金は常に0円、解約金がかかるから解約できない、というケースは存在しないのです。
まさに今までと180°内容が異なる、コペルニクス的転回が発生しています。
ちなみに、2019年9月12日までウルトラギガモンスター+を利用していた人に関しては、新しいウルトラギガモンスター+に変更手続きを実施しない限り、解約金なし縛りなしにはならないため注意が必要です。
変更手続きを実施した場合、新しいウルトラギガモンスター+は翌月適用されるため、解約を検討している人に関しても、新しいウルトラギガモンスター+に変更し、解約金をゼロにしてから解約手続きをした方がお得です。
妙に何年も縛り付けられる感がなくなったことで、より契約自体はしやすくなったのではないでしょうか。
データ消費をカウントしない対象サービスは全14サービス
ウルトラギガモンスター+のデータ消費しない対象サービスは全14サービスあります。
Youtube | Amazon Prime Video | Abema TV |
TVer | GYAO! | クラシル |
Hulu | スタディサプリ | スタディサプリ ENGLISH |
LINE | ||
TikTok |
スマホを利用している方なら、ほとんどの方が上記対象サービスを1つ以上は利用されているのではないかと思います。それくらい、有名な動画・SNSアプリが網羅されています。
特にLINEは、メールの代わりとなるコミュニケーションツールとして大半のスマホユーザーが利用しているサービスです。
Twitter、インスタグラム、Facebook、TikTokも情報発信やコミュニケーションツールとして爆発的に普及し、すでに成熟しているSNSサービスです。
ただし実際のところ、これらのSNSではデータ消費はそれほど大きくはないと考えられ、ウルトラギガモンスター+で真に大きな恩恵を受けるのは、やはり「動画サービス」が見放題になる点ではないでしょうか。
なかでもYoutubeは、娯楽や知識習得や学習コンテンツとして大いに楽しめる動画コンテンツです。

自分自身の知識習得や学びを助けるYouTubeも、ソフトバンクのデータ通信で見放題になるわけです。こんなに学べてもデータ制限がないわけですからね。すごいことです。
「対象SNS・動画」以外でも50GB使えるデータ量の目安って?
ウルトラギガモンスター+では対象SNSや動画のデータ量のカウントをしない上に、それ以外に50GBもの容量を利用することができます。
ただし、いくら50GBといえどもやはり上限を突破すると速度制限がかかります。毎月利用の50GBを超過した場合、請求月末まで通信速度が送受信時最大128Kbpsに低速化されます。
ある程度の目安となる基準を理解した上で使っていきましょう。
動画ストリーミングなら中画質(画質512kbps)程度で220時間再生して50GB相当です。
音楽ストリーミングなら普通音質程度で455時間流し続けて50GB相当です。
マップの検索なら23,000回検索(Google Mapsで「ソフトバンク本社」を検索し、結果表示完了までを1回と定義)して50GB相当です。
ここまでの利用をひと月で行うとしたら、かなりの時間、毎日スマホにかじりついていないといけなくなるくらいの容量です。
とすると、スマホを利用するほとんどのユーザーは、対象外通信で50GBに達する事は無いと考えてもいいのかもしれません。
結果、50GB超の通信速度制限は、ほぼ気にする必要はありません。

もはやWi‐Fi環境がなくても良いのか?
こんなに大容量の動画サービスや、SNSをデータ量使い放題でいけるのなら、ウルトラギガモンスター+さえあれば、Wi‐Fi環境は必要なくなるのではないか? と考えられるかもしれません。
もっともな話です。ソフトバンク光やソフトバンクAirを検討してたけど、ウルトラギガモンスター+でいいや、と考えられる人がいても全くおかしくはありません。その方が月額料金的には確実に有利ですしね。
しかしながら、固定光回線を利用したWi‐FiにはWi-Fi特有のメリットがあります。
逆にウルトラギガモンスター+にも、Wi-Fiと比較した場合のデメリットも存在します。
そのため、ウルトラギガモンスター+の50GBは利用しつつ、Wi‐Fi環境を整えた光回線、またはソフトバンクAirをまた別途利用するほうがはるかに便利に利用できると考えています。
その理由をこれから確認していきましょう。
ウルトラギガモンスター+のデメリット
SNSや動画サービスが使い放題のウルトラギガモンスター+にも、気をつけておかなければならないデメリットが存在します。
これほどのコンテンツが使い放題のサービスに加えて50GBもデータ量が使えるプランなら「WiFi環境いらないじゃん。」と考えてしまいがちですが、注意点を理解しておかないと困ってしまうケースもあり得るため、確認しておきましょう。
データ通信量を消費する、使い放題にならない通信がある
対象のSNSや動画サービスでも一部使い放題のカウントにならず、データ通信量を消費する対象外通信があります。
Youtube | 広告クリックの遷移先 |
---|---|
Abema TV | お知らせページの閲覧 / FAQの閲覧 / 番組公式サイトの閲覧 |
TVer | 広告 / 計測関連のビーコン / 動画配信ソリューションのシステムに関する通信 / トピックスの閲覧 |
GYAO! | 広告の視聴・閲覧 / 画像・テキストの閲覧 / 一部の生配信映像の視聴 / Webページの閲覧 |
Kurashiru | 広告 / Google Analyticsなどの解析サービス / 有料会員登録時の通信 |
Hulu | 動画視聴やダウンロード以外の通信(サイト閲覧、動画マニフェスト、DRMライセンス、画像、字幕データ、視聴品質ビーコン、APIなど) |
スタディサプリ/スタディサプリ ENGLISH | Google Analyticsなどの解析サービス |
LINE | 音声通話/ビデオ通話 |
広告クリックの遷移先 | |
音楽(Music Stories)の再生 | |
音楽(Music Stories)の再生 / Messenger | |
TikTok | 広告クリックの遷移先 |
以上みてわかる通り、ほとんどの対象外通信は「広告クリックの変遷先」や「システム通信」などですからこのあたりは気にとめる必要はなさそうです。
しかしながら、LINEの音声通話/ビデオ通話が対象外通信になるのは非常に注意が必要です。
使い放題だからと気に留めずにつなぎっぱなしにしていると、どんどんデータ量を消費してしまうので、LINE通話でどの程度の通信が発生するのか理解しておく必要があります。
LINE通話の際に発生するデータ通信量の目安は以下の通りです。
LINEによる音声通話の場合、1時間利用しても18MB程度ですから、さほど大きな影響は与えません。ただし、LINEによるビデオ通話の場合は1時間あたり307MB程度消費します。
家族や友人、恋人と離れて暮らしている場合、動画で顔を見せてコミュニケーションがとれるだけで気持ちが和らぎますよね。私も両親に子供の様子を見せるために頻繁にビデオ通話を利用しています。
ただし、毎日1時間、連絡をとったとして1ヵ月で約10GB分のデータ量を消費してしまうわけです。
いくら他でも50GB利用できるとはいえ、大きく圧迫してしまう為、ビデオ通話をよく利用する場合は注意しておきましょう。
通信速度はWi‐Fiより劣る可能性
スマホのモバイルデータ通信の通信速度は、年々高速化されてきました。しかしながら、エリアによる電波の入り具合や、電波塔基地局周辺のユーザーの利用状況によってスループット(通信速度)が安定しないケースもあります。
つまり、モバイルデータ通信は環境によって、遅くなったり入りづらかったりする場合があるので安定して利用できない場合があるのです。
一方、宅内で利用する固定のWi‐Fi環境は、配線を通して宅内で電波を展開しており比較的安定した通信をキャッチして利用することが出来ます。通信の遅延(コンテンツの読み込み開始スピード)も感じにくいです。
一概には言えませんが、いくら使い放題とは言えどもモバイル通信の速度が安定しないことを想定すると、Wi‐Fi環境とウルトラギガモンスター+プラスは合わせて活用することをおススメします。
iPhoneのOSバージョンアップはWi‐Fi環境が必要になる
iPhoneを利用しているユーザーが各キャリアの中でダントツに多いのがソフトバンクの特徴です。
たくさんのソフトバンクユーザーが利用しているiPhoneの「iOS」をバージョンアップする際に、Wi‐Fi通信が必須となります。モバイルデータ通信だけの利用ではOSをバージョンアップできません。
特にiOSバージョンアップは急ぐ必要性もあまり無いのですが、バージョンアップすることで「バグの修正」「機能追加」「動作の改善」が実施されます。つまりiOSは常に新鮮な状態に保持しておく事でいつも快適にiPhoneを利用することができるのです。
ということで、いくら実質使い放題のウルトラギガモンスター+でも、WiFiの活用はきっても切り離せないでしょう。
ウルトラギガモンスター+でテザリングを利用した場合のデータ容量
ウルトラギガモンスター+の、動画SNS放題のギガノーカウント対象のコンテンツについて、テザリングを利用してパソコンやタブレットで利用した場合にも対象になるのかが気になる方もいらっしゃると思います。
その答えとしては、全く問題なく対象になります。つまり、テザリングでタブレットを繋ぎ、対象動画を長時間視聴しても、データ容量にはカウントされませんので安心です。

ウルトラギガモンスター+の50GBが余ってもくりこしはない
もう一点、これも質問が多い項目の一つです。
ウルトラギガモンスター+の月あたりの容量は50GBですが、これがもし使い切れなくて余った場合、翌月にくりこすのか、という点です。
たまたまその月はデータ利用量が少なく、10GBしか使わなかった、なので残り40GBはくりこしして翌月は合計90GB・・・となればいいのですが、残念ながらそういう形にはなりません。
ウルトラギガモンスター+の50GBは、あくまで当月使い切りで繰り越しは一切されません。
翌月たくさんの容量を利用する予定があるからといって、当月分を節約しても意味がありません。
ウルトラギガモンスター+の料金を足し算と引き算でシンプルに理解する
さて、ウルトラギガモンスター+の料金について確認しましょう。ケータイの料金プランはほんとうに難しくて理解しづらいという声をよく聞きます。
ここからは料金プランの「足し算(+)」と「引き算(-)」分けて解説しますのでシンプルに理解していきましょう。
基本料金を足し算してみる
足し算①データプラン50+ | 6,500円 |
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足し算②基本プラン(通話) | 980円 |
足し算③通話定額オプション | (なし0円/準定額オプション500円/定額オプション1,500円) |
合計金額 | 7,480円~8,980円 |
上記の足し算①、②はウルトラギガモンスター+を契約する際に必ず必要な基本料金です。
足し算③の通話定額オプションは、通話量に応じて選択できる選択制プランです。通話定額オプションはなし/準定額オプション(1回あたり5分以内無料)/定額オプション(24時間国内通話無料)の3タイプから選んで加入することが出来ます。
ただし、なし/準定額オプションで5分を超過した場合の通話単価は20円/30秒あたり発生します。
普段の通話頻度から選択して構いませんが、せっかくウルトラギガモンスター+で50GBも利用できるので、データ量に余裕がありそうなら通話アプリなどを通じてデータ通信経由の音声通話をうまく活用すると通話料金コストを下げられそうです。
これらの①~③の合計額で最安7,480円から最高8,980円という基本料金が確定します。
割引を引き算してみる
引き算①1年おトク割 | △1,000円 |
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引き算②ネットとセットで(おうち割 光セット) | △1,000円 |
引き算③みんな家族割+ | (1人 0円/2人 △500円/3人 △1,500円/4人 △2,000円) |
合計割引額 | 0円~△4,000円 |
表の引き算①は新規契約、機種変更から1年間毎月1,000円割引されるキャンペーンなので、非常にカンタンに適用できる割引です。ただし、購入から1年後、忘れたころに割引が終了して「なぜか高くなったぞ?」という具合に驚いてしまうことがあるので注意しましょう。
引き算②のネットとセット割引は、ソフトバンクが提供しているSoftbank 光の加入と指定オプションに加入することで割引されます。ネット環境の導入を考えているユーザーやネットは他社を利用しているというユーザーはソフトバンクが提供するインターネットサービスへ切り替えるとぐっとお得まとまるかもしれません。
引き算③は家族でソフトバンクを利用する人数が多ければ多いほど割引額が跳ね上がります。比較的条件も優しく、割引額が大きいので必ず抑えておきたい割引です。
特に家族割+の4人以上は毎月2,000円です。年間24,000円。家族4人なら年間で合計96,000円もオトクになります。新しいスマホが毎年買えるレベルでお得が広がるのです。
ソフトバンクの家族割+の家族の概念は非常に幅広く、同居の家族、離れて暮らす親族、同居の友人、シェアハウスのメンバーこれら全て「家族割+」のグループとして認められます。
ただし、ソフトバンクで申し込み手続きが必要なので双方の本人確認書類や、住民票などを持参の上申し込みましょう。
さあ、合計総額は?
さぁ、これで「足し算」と「引き算」が完了しました。これらを合わせてみます。
ウルトラギガモンスター+は最安3,480円~8,980円という合計総額が導き出せました。
通話定額オプションの有無と割引適用条件の多さが大きな金額差を生みます。ソフトバンクで安く利用する為には、「ネットも家族回線もソフトバンクでまとめる」のが必須条件です。
「友人は同じプランですごく安いらしいのに、私は同じプランなのにすごく高い。」という話をよく聞きます。同じプランであっても家族利用状況やネット利用状況など、ユーザー個人の契約状況によって金額は変わるのです。
まずは自分の利用状況を当てはめて計算してみましょう。